国内組のコンディションは? W杯最終予選に臨む日本代表メンバーの近況レポート

2016年09月29日 サッカーダイジェスト編集部

劇的弾で好調をアピールした小林。柏木は浦和の3連勝に貢献。

現在3連勝中と好調の浦和を牽引する柏木。持ち前のテンポの良いパスワークで日本代表でもリズムを作り出したい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシアワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦(10月6日)、オーストラリア戦(同11日)に臨む日本代表メンバー26名が発表された。招集された選手たちの直近のパフォーマンスはいかなるものか。ここではシーズンも残り4試合となって、いよいよクライマックスを迎える国内組の近況をチェックする。
 
【日本代表PHOTO】イラク戦、豪州戦に向けたメンバー26人
 
FW
小林 悠(川崎フロンターレ)
 
今季成績(J1)
29試合・15得点(30試合終了時)
 
 第2ステージ・13節の横浜戦では、試合終了間際に劇的な決勝ゴールを奪い、チームを勝利に導いた。キレの良さは際立っており、コンディションは万全と言える。また、横浜戦では大久保の出場停止を受けて、1トップとしてプレー。前線の基点として機能した。代表では右ウイングでの起用が濃厚だが、中央でも遜色なくプレーできたことは大きなアピールになったはずだ。
 
MF
柏木陽介(浦和レッズ)
 
今季成績(J1)
30試合・4得点(30試合終了時)
 
 夏場の暑い時期を過ぎ、9月に入り3連勝を遂げたチームの中心で司令塔として活躍する。直近の第2ステージ13節の広島戦では3試合ぶりにフル出場を果たし、「第1ステージの広島戦では自分のミスで負けてしまっていた。なにより相手に合わせず、自分たちのサッカーで勝利を収められたことが良かった」と自信を深めた。日本代表の9月シリーズは怪我により出場機会を得られなかった。混沌としているボランチの主力の座を掴むためにも、決定的な仕事をしたい。
 
MF
山口 蛍(セレッソ大阪)
 
今季成績(J2)
13試合・1得点(33節終了時)
 
 ドイツから復帰後、代表の活動と並行しながらリーグ戦でフル出場を続ける。32節の北九州戦では、杉本の決勝ゴールをアシスト。鋭い寄せや、的確なパスでチームを支えている。日本代表には先日のロシアワールドカップ・アジア最終予選のUAE戦、タイ戦で約6か月ぶりにメンバー入り。タイ戦では先発として上々のプレーを披露した。長谷部、柏木、大島とライバルは多いが、ボランチの定位置奪還を目指す。

次ページ初招集の永木は鹿島で定位置奪取。安定感誇る森重はチームメイトとの対戦を心待ちに。

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