【J1採点&寸評】鹿島 3-0磐田|攻守にフル回転の昌子がMOM。先制点を奪い、守備もほぼノーミスだった

2016年09月17日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

鹿島――2列目での起用に応えた柴崎は1アシスト。

【警告】鹿島=鈴木(90+4分) 磐田=パパドプーロス(46分)、カミンスキー(73分)、パパドプーロス(87分)
【退場】パパドプーロス(87分)
【MAN OF THE MATCH】昌子 源(鹿島)

[J1第2ステージ12節]鹿島 3-0 磐田/9月17日/カシマ
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 7
 昌子の先制点が決まるまではやや押され気味だったが、リードを奪ってからはゲームを掌握。ピンチらしいピンチはほとんどなく、金崎や土居の決定力不足が目についたものの、それでも確実に加点していき、勝利を収めた。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
6分には、あわやオウンゴールとなりそうな土居のバックパスも難なくキャッチ。ベテランらしい時間の使い方も良かった。
 
DF
24 伊東幸敏 6.5
オーバーラップのタイミングの良さは相変わらず。43分には針の目を縫うようなスルーパスを通し、本人は高い意識で課題を口にしていたが、後半はチャンスにつながるクロスを数多く供給した。
 
17 ブエノ 6
相手の強力2トップに対し、懸命な守備。最後まで集中力を切らさずに、コンビを組む相手が昌子から植田に代わっても安定感は失わなかった。
 
MAN OF THE MATCH
3 昌子 源 7(79分OUT)
柴崎のCKにヘッドで合わせて、今季初ゴールとなる値千金の先制点をゲット。本職の守備はほぼノーミスで、前に出て行ってのボール奪取、鋭い読みのカバーリング、クロス対応と、最終ラインで絶大な存在感を放ち、完封勝利に貢献した。腰の痛みで後半の途中にピッチを退いた。
 
16 山本脩斗 6
積極的に高い位置に顔を出して、攻撃をフォロー。サイドに追い込まれても冷静に対応し、左サイドに落ち着きをもたらした。
 
MF
10 柴崎 岳 6.5
この日はボランチではなく、攻撃的MFで出場。何度かピンチを招くイージーなミスもあったが、自らのミドルシュートで奪ったCKから、昌子の先制点をお膳立て。サイドチェンジなど、キックの精度の高さは際立っていた。
 
40 小笠原満男 6.5(88分OUT)
前節はベンチだったが、スタメン復帰。攻→守の切り替えが素早く、左右へのスムーズな散らしも効いていた。相手のオウンゴールを誘う直接FKで勝負を決めた。
 
6 永木亮太 6
J1通算100試合出場を達成。フィジカルの強さを武器にボールをキープ。40分には見事な飛び出しからカウンターをサポートした。
 
8 土居聖真 5.5
43分には決定的なヘディングシュートを外し、直後のドリブルシュートも枠を捉え切れず。決定力を欠いて、7試合ぶりのゴールはならなかった。
 

次ページ鹿島――先発の2トップが沈黙も、途中出場の鈴木がハイパフォーマンス。

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