【プレー分析|本田圭佑】開通したのは酒井宏、大島とのパスルート。香川との連係は…

2016年09月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

パスの成功率は高い割合を誇る。

様々な選手とパス交換をしながら攻撃を牽引した本田。特に右サイドからチャンスを演出した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選の初戦で、日本はUAEに1-2で敗れた。ただ、緊張感に包まれた一戦で、前半早々にスタジアムに歓喜をもたらしたのは日本のエースだった。10分にゴール前でFKを得ると、本田は上手くマークを外し、ファーサイドで清武のボールに合わせる。強烈なヘッドはGKの手を弾いてネットを揺らした。

【W杯最終予選PHOTO】日本 1-2 UAE|本田の先制ゴールも痛恨の逆転負け
 
 本田はその後も右サイドにポジションを取りながら上手くボールを呼び込み、右SBの酒井宏のオーバーラップを引き出すなど攻撃のリズムを作った。
 
 同点で迎えた後半は中央に入るプレーをやや増やし、積極的に勝ち越し弾を狙った。しかし、54分にPKで逆転を許すと、交代でピッチに入った浅野、宇佐美、原口らとゴールを目指したが、結局、UAEの守備網を崩せずに試合終了のホイッスルを聞いた。
 
 本田のプレーの内訳は以下のとおりだ。
 
シュート数…6本(チーム1位)
パス数…46本(うち失敗5本)
 
 【本田圭佑のパス数ランキング ※成功数のみ】
▽前半45分間のパス数合計(本田がパスを受けた回数/本田からパスを出した回数)
1位/酒井宏樹/12回(6回/6回)
2位/大島僚太/9回(7回/2回)
3位/岡崎慎司/5回(0回/5回)
4位/清武弘嗣/4回(2回/2回)
5位/酒井高徳/3回(1回/2回)
    吉田麻也/3回(3回/0回)
    長谷部誠/3回(2回/1回)
8位/香川真司/2回(1回/1回)
9位/森重真人/1回(1回/0回)

▽後半45分間のパス数合計(パスを受けた回数/出した回数の合計)
1位/酒井宏樹/13回(7回/6回)
2位/大島僚太/5回(3回/2回)
3位/香川真司/4回(2回/2回)
    吉田麻也/4回(4回/0回)
    長谷部誠/4回(2回/2回)
    原口元気/4回(2回/2回)
7位/浅野拓磨/3回(0回/3回)
8位/岡崎慎司/2回(0回/2回)
    酒井高徳/2回(1回/1回)
    森重真人/2回(2回/0回)
    清武弘嗣/2回(1回/1回)
12位/宇佐美貴史/1回(1回/0回)
 

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