【J1採点&寸評】名古屋×FC東京|名古屋を牽引した田口をMOMに選出。貴重な同点弾の中島も高く評価

2016年08月27日 本田健介(サッカーダイジェスト)

名古屋――田口は攻守に圧巻のプレーを披露。

【警告】名古屋=川又(30分)、楢﨑(60分)、イ・スンヒ(81分) FC東京=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】田口泰士(名古屋)

[J1第2ステージ10節]名古屋1-1FC東京/8月27日/豊田ス

【名古屋1-1FC東京PHOTO】新体制の名古屋はドロー発進。FC東京はリオ五輪メンバーの中島が同点弾

【チーム採点・寸評】
名古屋 5.5
新体制の初陣は選手たちに躍動感が戻り、勝点3獲得へ期待を抱かせた。しかし、最後の最後で失点。残留へ厳しいドローとなった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 5.5
77分には中島の鋭い一発をファインセーブ。終盤まで耐えたが、最後は中島に見事なシュートを沈められた。
 
DF 
13 磯村亮太 5.5
不慣れな右SBで先発。守備面はまずまずも、オーバーラップやパスのタイミングに迷いが感じられた。同点に追いつかれたシーンでは中島への寄せが遅れた。

36 酒井隆介 6(78OUT
18分にカウンターを喫したシーンでは強烈なスライディングでムリキの突破を阻止。59分にもPA内に侵入してきた中島を潰した。しかし、74分に無念の交代に。
 
2 竹内 彬 5.5
クロスを撥ね返す力強さは相変わらず。最後まで踏ん張れていれば及第点以上の出来も、終盤は足が止まってしまった。
  
33 安田理大 5.5
田口、永井との連係で左サイドを何度も駆け上がった。しかし、クロスの質が低く、決定的な仕事はできず。
 
MF
10 小川佳純 5.5
中盤の3枚のなかで、守備的なイ・スンヒ、攻撃的な田口の間にポジションを取り、バランスを取った。先制点につながるサイドチェンジのボールは評価。ただ、パスミスが散見されたのはマイナス材料だ。
 
15 イ・スンヒ 5.5
素早い出足でボールを奪い、カウンターを発動させた。一方、自陣でボールを受けた際のビルドアップには工夫が足りなかった。
 
MAN OF THE MATCH
7 田口泰士 7.5
安田、永井にボールを供給し左サイドの攻撃を活性化。自らクロスに合わせるなど積極性が光り、先制点につながる強烈なミドルも放った。極めつけは終了間際に全速力で戻り、絶体絶命のピンチを阻んで見せたシーン。勝利さえ掴めていれば採点は「8」だった。いずれにせよチームを引っ張る獅子奮迅の活躍を見せた。

次ページ名古屋――野田は前半終了間際に貴重な先制点をゲット。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事