【J1採点&寸評】甲府×浦和|サイドで起点となった宇賀神が、余裕の逃げ切り勝ちをもたらす

2016年07月31日 渡辺 功

甲府――劣勢のなか2度の1対1を防いだGK河田は好印象。

【警告】なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】宇賀神友弥(浦和)

【チーム採点・寸評】
甲府 4.5
意図してつくった決定機は84分のセットプレーくらい。前半途中で3バックとウイングバックの左右を入れ替えるなど、この試合に向けての準備や積み上げもあまり感じられなかった。
 
【甲府|選手採点】
GK
1 河田晃兵 5.5
49分の武藤、90+1分の石原と、2度の「1対1」を防いで、劣勢のゲームの興味を最後までつないだ。
 
DF
16 松橋 優 5
前半途中に「槙野の裏を突いて攻撃するため」(佐久間GM兼監督)左WBから右WBに移るが、先制したあとは無理に槙野が攻め上がる必要もなく、あまり意味はなかった。
 
8 新井涼平 5
「中盤の選手とより連係して、サイドに追い込む守備を徹底できなかった」と、ディフェンスリーダーとして、悔いの残るゲームに。
 
3 畑尾大翔 4.5(HT OUT)
背後を取られて、2失点目につながるクロスを許すなど、自分の良さを出せないままハーフタイムで交代。
 
MF
28 橋爪勇樹 4.5
山本、土屋の欠場を受けて、本職ではない最終ラインで先発。こちらも前半途中に右から左にポジションを移したが、不慣れな対応が散見。
 
6 マルキーニョス・パラナ 5
中央突破にこだわらず、サイドから攻める浦和に、黒衣のポジション取りの効果は薄く。終盤には運動量も落ちた。
 
20 黒木聖仁 5(HT OUT)
相手を牽制するため、シャドーより高い位置取りを心掛けるが、ほとんど見せ場はないまま、前半だけでピッチを退く。
 
14 田中佑昌 4.5
1失点目の場面は、森脇からの長い斜めのボールに対応し切れず、宇賀神の突破を許す。84分の決定機も掠めるように枠を外し、取り返すことができなかった。
 

次ページ甲府――打つ手に大きな効果なく……4試合ぶりの敗戦。

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