【日本0-2ブラジル|採点&寸評】王国に完敗。中島もネイマールとの10番対決に惨敗

2016年07月31日 小田智史(サッカーダイジェスト)

最終ラインはブラジルの3トップに手玉に取られ…。

【警告】日本=南野(60分) ブラジル=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ガブリエウ・バルボサ(ブラジル)

[国際親善試合]ブラジル0-2日本/現地7月30日/セーハ・ドウラーダ・スタジアム
 
【五輪日本代表・総評】 4.5
耐えて凌ぐ展開は想定内も、ビルドアップでミスが多く、自陣に閉じ込められてしまった。シュートも片手で数えられる程度で、決定機も54分のこぼれ球からの1回のみ。何もさせてもらえず、力の差を見せつけられた。

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 [個人採点・寸評]
[GK
12 中村航輔 5.5(HT OUT)
18分にT・マイアの強烈なセーブを鋭い反応で弾くと、その3分後にもG・ジェズスとの1対1でも両手を大きく広げてシュートコースを制限。決して悪くなかったが、2失点は反省材料だろう。
 
[DF
2 室屋 成 5
ネイマールと何度もマッチアップ。立ち上がりは激しくプレッシャーをかけて押し返していたが、徐々に縦横無尽のドリブルに置き去りにされる場面が続出。ギアを上げられると、対応できなかった。
 
4 藤春廣輝 4.5(59分OUT)
F・アンデルソンのトリッキーな足技に翻弄されるなど、サイドでの攻防に四苦八苦。オーバーラップで攻撃参加できたのも、南野を追い抜いてゴール前に抜け出した37分の1回に止まった。
 
5 植田直通 5
ブラジルのスピードに乗った横の仕掛けについていけず。間一髪のスライディングでピンチを防ぐ場面もあったが、どちらかと言えば後手に回った印象は否めない。2失点目で競り負けたのも痛い。
 
6 塩谷 司 4.5(74分OUT)
11分に室屋が抜かれた局面でのカバーリングは絶妙だった。しかし、以降はガブリエルのカットインに成す術もなく抜かれ、セットプレーではマルキーニョスに背後からヘディングシュートを食らうなど、オーバーエイジとしての意地を示せなかった。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ興梠は前線で孤立。中島は唯一の決定機を決められなかった。

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