【J1採点&寸評】川崎×FC東京|決勝弾を生んだ“小林&車屋”コンビを高評価

2016年07月23日 サッカーダイジェスト編集部

ビッグセーブを見せたチョン・ソンリョンが勝利に貢献。負傷明けの中村も上々の出来。

【警告】川崎=E・ネット(60分) FC東京=米本(29分)、ムリキ(79分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

【チーム採点・寸評】
川崎 6
序盤から主導権を握って軽快にパスを回したが、仕掛けの精度はいまひとつ。崩し切れない時間が続いて危ない場面も作られたが、GKの好守で難を逃れた。勝負どころで小林が決勝点を叩き込み、その後は上手く試合を締めた。
 
FC東京 5.5
ゴール前の局面で対応の遅れが目立った序盤から一転、前半の半ばを過ぎると思い切ってラインを高く設定する時間が増え、徐々にペースを掴んでいった。しかし、明確な攻撃の形がなく、チャンスにつながったのは散発的にラインの裏へ送り込むフィードくらい。終盤のパワープレーも結果にはつながらなかった。
 
【川崎 1-0 FC東京 PHOTO】小林悠の5戦連発弾で川崎が多摩川クラシコを制す!
 
【川崎|採点・寸評】
GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
65分、ムリキと1対1のピンチを迎えたが、前に出てシュートを食い止める好守。結果的に「1点」を食い込とめたこのプレーが、チームに勝利を呼び込んだ。
 
DF
18 エウシーニョ 5.5
ボールを受ける回数は多かったが、相手エリア付近での仕掛けではアイデアを欠いた感も。右サイドの攻撃も迫力不足で、小林とのコンビネーションに物足りなさが残った。
 
DF 4 井川祐輔 5.5
ムリキに対して厳しく寄せ、前を向かせない粘り強い守備を披露。時間の経過とともに動きが鈍くなり、球際での攻防で後手を踏んだが、ギリギリのところで耐え切った。
 
5 谷口彰悟 6
カバーリングに入った際に裏を突かれてピンチを招くも、その後は安定を取り戻した。エドゥアルド投入後はボランチに上がり、ソツのないプレーを見せた。
 
20 車屋紳太郎 6.5
高い位置を取って対面の徳永を牽制するも、崩し切るまでにはなかなか至らず。それでも終盤まで攻撃的な姿勢は衰えず、81分には正確なパスで決勝点をアシスト。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット 6
中村よりもやや後方で攻撃を組み立てつつ、機を見て前線にボールを供給。何度か鋭い縦パスを通すなど脅威を与えた。球際での粘り強い守備でも貢献。
 
14 中村憲剛 6
負傷から早期復帰。まだ感覚は完全に戻っていないが、それでも要所で鋭いパスを通した。トップ下に移行後はやや運動量が低下したが、怪我明けとしては上々の出来。
 
27 大塚翔平 5.5(60分OUT)
序盤のシュートチャンスは惜しくもポストに弾かれた。相手の間に入り込んでボールを受けるまでは良かったが、そこから変化を加えられず。
 
 

次ページ小林がクラブタイ記録の5試合連続弾。値千金の一撃で勝利を呼び込む。

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