良いか悪いか分からないけど、感情を表に出さないタイプ
様々な面でハイレベルながら、まだまだ自身のパフォーマンスには満足していないという大迫。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第53回は、サンフレッチェ広島のGK大迫敬介だ。
前編では、バイタルエリアへの意識や今季のチーム状況などを語ってもらった。本稿ではまず、自身の特長について訊いた。
安定感のあるシュートストップや的確なクロス対応、左右の足から放たれる正確なキック、ミスを引きずらないメンタルの強さ――。GKとして様々な面で高い評価を受けている大迫。本人はどう考えているのか。
――◆――◆――
最も得意なのはシュートストップで、クロス対応も得意ですね。利き足が右ですけど、両足で蹴る練習をしているので、左足も使えます。
メンタルが強いという評価をいただいているのは、知っています。責任を自分が感じてしまい、味方どうこうよりも、自分がもう少しどうにかできたというのが多いので、そういう風に見えるのかもしれません。性格的にも、それほど感情の起伏が激しくなく、あまり人を怒れないタイプです。
前編では、バイタルエリアへの意識や今季のチーム状況などを語ってもらった。本稿ではまず、自身の特長について訊いた。
安定感のあるシュートストップや的確なクロス対応、左右の足から放たれる正確なキック、ミスを引きずらないメンタルの強さ――。GKとして様々な面で高い評価を受けている大迫。本人はどう考えているのか。
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最も得意なのはシュートストップで、クロス対応も得意ですね。利き足が右ですけど、両足で蹴る練習をしているので、左足も使えます。
メンタルが強いという評価をいただいているのは、知っています。責任を自分が感じてしまい、味方どうこうよりも、自分がもう少しどうにかできたというのが多いので、そういう風に見えるのかもしれません。性格的にも、それほど感情の起伏が激しくなく、あまり人を怒れないタイプです。
良いか悪いか分からないですけど、感情を表に出さない。もちろん、感情を出さないといけないシーンもありますけど、出さないことの方が僕は多いですね。
ポーカーフェイスというか、エラーが起きた時に慌てない。内心は慌てているかもしれないですけど、仕草や表情では「全然、何も起きてないよ」というぐらいにしていれば、周りの選手もそれを見て安心してくれるはずです。そこは意識しています。
また試合中のミスなどの経験を、デビューしてからずっとしてきて、ブレなくなったというか、経験が今の自分を作っている面もあると思います。
昨シーズンは初めてJ1のベストイレブンを受賞しましたけど、予想外でした。それは謙遜や他選手へのお世辞などではなく、本当に自分としては全然納得したシーズンではなかったからです。チームの失点数の少なさは、6番目でした。
そのなかでの受賞で、自分が思っている感覚と、周りから見ている感覚は少し違っています。だから自分が満足していなくても、高く評価していただけるのは嬉しいです。自分が思っている以上に良いプレーができていると言っていただければ、自信をいただけるので、ありがたいですね。
【動画】24年に初のJ1ベスト11! サンフレ大迫敬介のプレー集
ポーカーフェイスというか、エラーが起きた時に慌てない。内心は慌てているかもしれないですけど、仕草や表情では「全然、何も起きてないよ」というぐらいにしていれば、周りの選手もそれを見て安心してくれるはずです。そこは意識しています。
また試合中のミスなどの経験を、デビューしてからずっとしてきて、ブレなくなったというか、経験が今の自分を作っている面もあると思います。
昨シーズンは初めてJ1のベストイレブンを受賞しましたけど、予想外でした。それは謙遜や他選手へのお世辞などではなく、本当に自分としては全然納得したシーズンではなかったからです。チームの失点数の少なさは、6番目でした。
そのなかでの受賞で、自分が思っている感覚と、周りから見ている感覚は少し違っています。だから自分が満足していなくても、高く評価していただけるのは嬉しいです。自分が思っている以上に良いプレーができていると言っていただければ、自信をいただけるので、ありがたいですね。
【動画】24年に初のJ1ベスト11! サンフレ大迫敬介のプレー集