【J1採点&寸評】鹿島 1-3 G大阪|ステージ王者を翻弄したG大阪の背番号7がMOM

2016年07月02日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

鹿島――久々の出場となった中村は本領を発揮できず。

【警告】鹿島=中村(62分)、小笠原(79分)G大阪=東口(23分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤保仁(G大阪)

[J1第2ステージ1節]鹿島 1-3 G大阪/7月2日/カシマ
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 5
赤﨑のゴールで幸先良く先制も、一瞬の隙を突かれて同点とされる。前半と同様、後半も試合の入り方が悪く、リズムを掴めないまま、セットプレーから逆転を許す。その後は猛攻を仕掛けるも、奏功しなかった。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5.5
ハイボールの対応や素早いフィードは問題なかったが、懸命なセービングも実らず痛恨の3失点。85分の遠藤の際どいFKはストップしたが……。
 
DF
22 西 大伍 5
数的不利の状況でマークが曖昧になり、目の前で大森に同点ゴールを許す。全体的にいつもの厳しさが足りず、守備面は低調な出来に終わった。
 
23 植田直通 5.5
自分がマークしていた選手にやられたわけではないものの、セットプレーからの失点を防げなかった。得意のフィードはこの日は少なかった。
 
3 昌子 源 5.5
フィジカルの強さを武器に、アデミウソンやパトリックを相手に1対1では簡単に負けず。いくつものピンチを潰した点は評価したいが、3失点目は「自分のミス」。
 
16 山本脩斗 5.5
阿部の股を抜くドリブル突破から、丁寧なクロスを通して赤﨑のゴールをアシスト。ただ、持ち前の空中戦の強さは、セットプレーの守備時では発揮できなかった。
 
MF
10 柴崎 岳 5.5
盛んにボールを要求し、組み立てに奮闘。ただ味方を走らせるパスがラインを割るなど、周囲と息が合わない場面も。永木投入後は、2列目でプレーした。
 
40 小笠原満男 5.5
鋭い出足を見せ、高い位置でのボール奪取が光った。しかし、その積極性がアダとなり、中盤に不用意にスペースを空けてしまったのは課題。
 
25 遠藤 康 5.5
ゴール前右45度から多彩なアプローチ。アウトサイドにかけた左足のパスは秀逸だった。もっとも、高い技術も決定的な仕事にはつながらなかった。
 
13 中村充孝 5
5月の新潟戦以来の出場。序盤はまずまずのプレーも、時間の経過とともに存在感が希薄に。連動性の乏しさも致し方なしか。

次ページ鹿島――先制点を決めた赤﨑が唯一の及第点。

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