李忠成39歳は今、シンガポールで何をしている? ビートたけし、西野カナ、7つの習慣…心の扉もオープンに。今後の目標は6文字

2025年03月07日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

衝撃を受けた釜本さんのサッカースクール

現在39歳の李氏。インタビュー後にお馴染みのパフォーマンスを披露してくれた。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

【不屈のストライカー特別インタビュー(10回/全10回)】

 不屈の闘志で成り上がり、その左足で光と影を目定めた李忠成。ユニホームを脱いだ2023年9月からは新たなステージで挑戦を続けている。特別インタビューで胸の内に迫った。

 ついに今回で最終回。締め括りとして、39歳の「今」を一問一答形式で尋ねた。

――◆――◆――

――現役を引退して1年以上が経った今は、どんな活動をしていますか?

「自分が1番やりたいのは、子どもたちにサッカーを教えることです。まだ身体が動くので、本物のプレーを子どもたちに見せて、1つの指標というか、僕は『成功の物差し』と言っていますけど、物差しを持ってほしいなと。YouTubeやテレビで見る速さと、生で見る速さはやっぱり違うので。

 自分が小学3年生の時に、釜本(邦茂)さんのサッカースクールで、フォワードの動きやバンって打ったシュートを見て『うわ、すごいな。プロはすごい』と思ったんですよね。僕はそれができる立場なので、その役割として、元日本代表の選手では今までやったことがない、47都道府県の子どもたちにサッカーを教える活動を1番楽しくやっています」
 
――昨年末には本田圭佑さんらが、スペシャルマッチで小学生相手に本気でプレーし、大きな話題になりましたね。

「本気でやった方がいいんじゃないですかね。僕はシュート打つ時は本気でやっているんですよ。速さや、バンって音は、本気じゃないと伝わらないと思っています」

【記事】李忠成|「僕は何人?」韓国代表での出来事。感情から感動が消えた2年間も回想「俺、何やってんだ」

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