【ドイツ 0-0 ポーランド|採点&寸評】ともに守備陣が健闘。ボアテングとパズダンの両CBが光る

2016年06月17日 中野吉之伴・遠藤孝輔

レバンドフスキへのシュートブロックはワールドクラス。

警告:ド=ケディラ(3分)、エジル(34分)、ボアテング(67分) ポ=マチンスキ(45分)、グロシツキ(55分)、ペシュコ(90+3分) (C)SOCCER DIGEST

【ドイツ|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6

初戦のウクライナ戦に比べて立ち上がりから攻守の切り替えが速く、危険なピンチが少なかったのはプラス材料。その一方で、攻撃では前線の動きが乏しく、効果的な攻めの形をほとんど作り出せず、チャンスは数えるほどだった。決定機の数で見れば引き分けは妥当な結果。
 
監督 ヨアヒム・レーブ 5.5
フンメルス復帰で守備はかなり安定したものの、攻撃を活性化することはできなかった。ゴメス投入も効果なし。交代枠をひとつ残したのもやや疑問。
 
【ドイツ|選手採点&寸評】
GK
1 マヌエル・ノイアー 6

ほとんどシュートが飛んでこないというGKとしては難しい展開だったものの、最後まで集中力を切らさずに無失点。つなぎのプレーでもミスはなく、素早いリスタートで攻撃の起点にも。
 
DF
4 ベネディクト・ヘーベデス 6

持ち味の堅実な守備を見せた反面、攻撃にはアクセントを加えられず。85分、ゴール前でフリーになった決定的な場面は、せめてシュートまでは持ち込みたかった。
 
☆MAN OF THE MATCH
17 ジェローム・ボアテング 7

卓越した読みと技術で相手の突破を許さず、攻撃でも高精度のフィードで起点となっていた。レバンドフスキのシュートをブロックした58分の守備はワールドクラス。
 
2 マッツ・フンメルス 6
負傷からの復帰戦で細かなミスがいくつかあったとはいえ、全体的に悪くはなかった。52分にはカウンターで抜け出したミリクからほぼ完璧なスライディングタックルでボールを奪い返した。
 
3 ヨナス・ヘクター 5.5
何度も惜しいところまでは持ち込んだが、一度もセンタリングが味方に合わなかったのは減点対象。守備はウクライナ戦より安定。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ足りなかったのはバリエーション。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事