【トルコ 0-1 クロアチア|採点&寸評】MOMはスーパーゴールのモドリッチだ!

2016年06月13日 井川洋一・遠藤孝輔

前途多難な船出となったトルコ。

警告:ト=ジェンク(31分)、ハカン・バルタ(48分)、ヴォルカン・シェン(90+1分) ク=ストゥリニッチ(80分) (C) SOCCER DIGEST

【トルコ/チーム&監督 採点&寸評】
チーム
序盤はスキルフルな相手の中盤とSBの攻撃参加を警戒し、慎重なゲーム運びを見せた。しかし、失点後は形を変えてもマイボール時の有機的な動きが少なく、枠内シュートはわずか2本と、チーム全体として攻撃面に大きな課題を残す、前途多難な船出となった。
 
監督 ファティフ・テリム監督 5
先発の布陣と選手の配置に疑問が残る。先制されてからシステムを変え、交代のカードも次々に切ったが、戦況を変えられず、チームの完成度も低くかった。
 
【トルコ/選手採点&寸評】
GK
ヴォルカン・ババジャン 6
押し込まれる展開で多くのクロスやシュートを浴びたが、冷静に対応し、ファインセーブも披露した。失点シーンはモドリッチを褒めるほかない。
 
DF
ハカン・バルタ 6
地上と空中で対人の強さ見せ、身体を張った守備も好印象。46分にはCKに合わせてヘディングシュートを放つなどゴールを狙う姿勢を見せた。
 
ギョクハン・ギョニュル 5.5
いぶし銀のテクニックで存在感を放ち、29分にはピンポイントクロスで絶好機を演出。ただ、守備ではペリシッチの個人技に手を焼いた。
 
15 メフメト・トパル 5.5
クロスへの対応やシンプルなパス出しは悪くなかったが、ラインの設定が曖昧で、相手にスペースを与えてしまった。
 
18 ジャネル・エルキン 5
集中力を欠き、マークすべき選手を自由にさせる粗雑なプレーが散見。プレッシャーも甘く、クロスを容易に許し、度々ピンチを招いた。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページチャルハノールのFKは不発に終わり、アルダも良さを発揮できず。

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