【CL決勝|採点&寸評】攻守で輝いたS・ラモスが最高評価! グリエーズマンはPK失敗が痛恨…

2016年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダンは史上7人目の選手、監督の両方でのCL制覇。

15分に先制点を決め、守備でもグリエーズマンやF・トーレスをきっちり封じたS・ラモス。ウンデシマに決定的な貢献を果たす。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

【レアル・マドリー|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6.5
序盤からエンジン全開で、15分にはセットプレーから首尾よく先制。そのまま前半は冷静にゲームをコントロールした。しかし、後半になってアトレティコ・マドリーの猛攻を受けて、79分にはついに被弾。延長戦、さらにはPK戦にまで試合を長引かせてしまった。とはいえ、幸運にも助けられてウンデシマ(11回目のCL優勝)を達成した。
 
監督 ジネディーヌ・ジダン 6
カルバハルとクロースが怪我に倒れて交代枠を2つ使わざるを得ず、ベンゼマとルーカスのチェンジも試合の流れを考えれば妥当だった。延長戦が始まる前には動きの鈍いC・ロナウドに声をかけてリラックスさせるなど、さすがのカリスマ性を証明。選手、監督としてCL優勝を達成したのは史上7人目の快挙だ。
 
【レアル・マドリー|選手採点・寸評】
[GK]
1 ケイラー・ナバス 6
79分の失点はGKの責任を問うのが難しい。その他の7本の枠内シュートは、冷静に処理してみせた。正確な足技も光る。
 
[DF]
3 ペペ 5.5
前半はF・トーレスとグリエーズマンに仕事をさせなかったが、後半開始早々に後方からF・トーレスの足を蹴ってPKを献上。グリエーズマンのキックミスで致命傷にならなかったとはいえ、軽率なプレーだった。
 
★MAN OF THE MATCH
4 セルヒオ・ラモス 7
15分にセットプレーからのボールを押し込んで先制点。守備でもさすがの対人とカバーリングで敵アタッカーを封じ込めるパーフェクトな出来だった。
 
12 マルセロ 5.5
ドリブル、クロス、そしてロングパスで違いを作るなどいつも通り攻撃面の貢献度は高かった。ただ、同点弾を食らった79分のシーンでは、アシスト役となったファンフランへの対応があまりにお粗末だった。
 
15 ダニエル・カルバハル 5.5(53分OUT)
15分に不必要なファウルでイエローカードを食らうなどやや気負いが見られ、ボール扱いもおぼつかなかった。怪我で53分にベンチに下がる。
 
※MON OF THE MATCH=この試合の最優秀選手
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページC・ロナウドは重圧のかかるラストキッカーをきっちり務め上げる。

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