【J1採点&寸評】磐田×甲府|MOMは2アシストの小川大。ブロック崩しで貢献した小林は60分以降に課題

2016年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

磐田――クリスティアーノをケアしながらも、俊足DFを置き去りにした圧巻のパフォーマンス。

【警告】磐田=なし 甲府=松橋(57分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小川大貴(磐田)

【チーム採点・寸評】
磐田 6
守備を固める甲府の"ブロック崩し"の時間となった前半、焦れずに攻撃時のリスクケアをしながら流動、連動した攻めで2得点。後半前に出てきた相手に受け身になり、疲れも見えて中盤が空いたのは課題だが、しぶとく守り終盤カウンターでしたたかな3点目。Jホーム通算200勝を飾った。
 
甲府 5
5-4-1で自陣に引いて守るも2失点。以降も前半は反撃の気運乏しくシュート1本。後半序盤にロングボールから1点を返すと、攻めの意識を高め攻勢に出た。しかし、前にかかったときの相手カウンターへの警戒が充分とは言えず決定的な3点目を許した。守りながらの失点と反撃の遅さが響いた。
 
【磐田|採点・寸評】
GK
1 八田直樹 6
ラインの背後にロングボールを入れる敵の攻撃にDFとよく連係して対処。プレーの選択も的確だった。後半はバタつく場面もあったが総じて安定。
 
DF
2 中村太亮 5.5(85分OUT)
守備では中もよくカバーし、破綻はなかった。だが、前半は、前にかかり過ぎる場面もあり、攻撃面でやや空回りしていた印象。
 
3 大井健太郎 5.5
最後まで集中を切らさず、身体を張りピンチを防いだが、守勢の時間にもう少しラインを押し上げたい。失点場面もロングボールへの反応が遅れた。
 
24 小川大貴 7
クリスティアーノのケアを怠らず、逆に押し下げ背後をとるランで先制点をアシスト。俊足の松橋を置き去りにするドリブルで敵陣をえぐり2点目もお膳立て。ゴール前でピンチをはね返すなど攻守に活躍。粗さはあるが、ハードワークと思い切りのいいプレーが光った。
 
35 森下 俊 6
相手のロングボールにしっかり対処。読みと俊足を活かして、受け手の前に素早く入り込んで潰す場面が目立った。リスクケアもソツがなかった。
 

次ページ磐田――確かなプレービジョンで甲府のブロックにギャップを作り出す。

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