【J1展望】磐田×甲府|お互いに勝点3が欲しい一戦。スペースの突き合いを制するのは?

2016年05月20日 サッカーダイジェスト編集部

磐田――スペースを作って相手の堅守をこじ開けられるか。

故障者/磐田=ジェイ、岩元、荒木、小川航、櫻内(体調不良) 甲府=石原、新井、ニウソン、吉野、黒木、保坂、盛田
出場停止/磐田=なし 甲府=なし

J1リーグ・1stステージ13
ジュビロ磐田 – ヴァンフォーレ甲府
5月21日(土)/14:00/ヤマハスタジアム
 
ジュビロ磐田
1stステージ成績(12節終了時):9位 勝点16 4勝4分4敗 15得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●元ギリシャ代表のDFパパドプーロスが加入。持ち味は対人の強さ。
●18日のナビスコカップ・大宮戦でボランチとして先発した上原が公式戦デビュー。
●高卒ルーキーの大南がU-19日本代表に選出され、韓国遠征で奮闘中。
●甲府戦は、バックスタンドに地元の小学生を招待する『一斉観戦』の日。
 
【担当記者の視点】
 攻守とも内容は悪くないが、直近の公式戦4試合で勝利がない。悪い流れに傾かないためにも、残留争いのライバルとなる可能性があることからも、甲府戦は「勝たなければならない」大事な一戦だ。
 
 まずは、甲府の堅守をどうこじ開けるか。松井は「中と外を上手く使いながら、敵陣のバイタルにスペースを作って、そこを突きたい」と話しており、パスの出し入れや積極的な仕掛け、サイドチェンジで相手を揺さぶりたいところだ。
 
 どこを起点に、どれくらいリスクを冒して攻められるかがポイント。我々がリスクをかけたところを相手は必ず狙ってくる。ケアを怠れない」と言うのは、名波監督。チャンスに必ず絡んでくるクリスティアーノは、一瞬たりともマークは外せない。ボールが入る前に攻撃の起点を潰すこと、それを許してもシュートを打たれる前に対処することも、勝利の鍵となるだろう。
 
 甲府とは今季、開幕前の練習試合とナビスコカップで対戦して2戦2勝。その自信を力にしてしっかりと勝利につなげ、第1ステージ終盤戦に弾みをつけたい。

次ページ甲府――「非常事態」とも言える状況も、相手の隙を突けるかが鍵。

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