【J1】データから浮かび上がる“11人の王様”。「ラストパス供給王」は、20本以上を放ったあのレフティ

2016年05月17日 サッカーダイジェスト編集部

トップ10のうち6人が左利き。横浜の至宝は6位にランクイン。

 川崎や浦和が首位戦線を引っ張る今季のJ1リーグで、良質なパフォーマンスを披露しているのは誰なのか。『サッカーダイジェスト5月26日号』では、J1・10節終了時点でのデータを評価基準にして、オリジナルの要素を加えた11部門別ランキングを作成した。
 
 データから浮かび上がる"11人の王様"は――。ここでは、シュートに結びつくパスを出した「ラストパス供給王」と10位までのランキングを発表する。
 
【評価基準】出場時間3分の2(10試合消化のチームは600分、9試合消化のチームは540分)以上の選手を対象とし、パスを出した次の選手がシュートで終わったものをカウント。クロスやセットプレーも含む。同数の場合は出場時間が短い選手を上位とする。データは10節終了時点。
 
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●10
キム・ミヌ(鳥栖/MF
ラストパス14本(797分)
 エース・豊田との連係は良好で、ふたりの関係性でシュートまで持ち込む場面もしばしば。藤田が神戸に移籍した今季は、セットプレーのキッカーも務めている。
 
●9位
加藤 大(新潟/MF
ラストパス15本(835分)
 急所を突くパスの精度はもちろん、最終局面を崩すアイデアや絶妙なタイミングでボールを呼び込む動きも特筆に値。派手さはないが、その働きぶりは目を見張る。
 
●8位
藤田直之(神戸/MF
ラストパス15本(791分)
 得意のプレースキックは高確率で味方に合う。10節・磐田戦では珍しくドリブル突破からP・ジュニオールのゴールを演出した。
 
●7位
小川諒也(FC東京/DF
ラストパス15本(628分)
 左足のクロスはFC東京の新たな武器に。FKから前田に合わせた7節・川崎戦のアシストは文字どおりピンポイントだった。
 
●6位
中村俊輔(横浜/MF
ラストパス16本(810分)
 7節・磐田戦で齋藤のゴールを演出した球足の長いスルーパスは、さすがのひと言。高精度のCKやFKでも多くの決定的なチャンスを作り出す。
 
●4位タイ
柴崎 岳(鹿島/MF
ラストパス19本(900分)
 視野の広さはリーグ屈指。10節・新潟戦で西の決勝点をアシストしたように、ゴールにつながるラストパスは〝右サイドから″が多い。
 
●4位タイ
三竿雄斗(湘南/DF
ラストパス19本(900分)
 ゴールラインまでトップスピードで駆け上がりパスを放つ。リスクを冒してでも敵陣に揺さぶりをかける、湘南スタイルの象徴的存在。
 

次ページトップ3は川崎、広島、そして浦和から。あのレフティが堂々の1位に。

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