【J1展望】1stステージ・11節|大宮 - 浦和|上位対決の“さいたまダービー”は両者のプライドを懸けた熱戦必至!

2016年05月07日 サッカーダイジェスト編集部

大宮――たとえ首位相手でも戦い方に変化はなさそう。正面からぶつかる!

故障者/大宮=播戸、渡部、清水、黒川、藤沼 浦和=永田
出場停止/大宮=なし 浦和=なし

J1リーグ1stステージ・11節
大宮アルディージャ – 浦和レッズ
5月8日(日)/16:00/NACK5スタジアム大宮
 
大宮アルディージャ
1stステージ成績(10節終了時):5位 勝点18 5勝3分2敗 12得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●7日の練習は久しぶりの非公開。緊張感を高めてダービーに臨む。
●前節・福岡戦を欠場した主力選手はコンディションの良さを見せる。
●GWのため練習場には普段より多くのサポーターが駆け付け、ダービーへの期待をチームに伝えた。
 
【担当記者の視点】
 首位・浦和に対して、大宮は5位。リーグ戦10試合を終えた段階で上位争いに食い込んで"さいたまダービー"を迎えることができた。過去を紐解けば、決して相性は悪くない。ただ、最後の対戦となった14年シーズンはホーム、アウェーともに「完敗」と言える内容。また、これまでは対戦時の成績で浦和に大きく引き離されていることが多かった。
 
 今回の対戦は単なるダービーではなく、上位争いという側面も孕んでいる。大宮としては過去の対戦とはひと味もふた味も違うチームであることを証明したいところだ。
 
 前節・福岡戦ではメンバーを入れ替えながら2-1で勝利。フィジカルコンディション的にも、流れ的にも良い状態で戦いに臨める。なかでも注目は、やはり家長だろう。「(2年前に味わった)悔しい気持ちはいつも忘れていない」と語るエースは、雪辱を晴らすために強い気持ちでこの一戦に臨む。攻撃はこの男のパフォーマンスに大きく左右されるだけに、活躍を期待したい。
 
 クラブの軸がしっかりしている今季は、14年シーズンと違って、たとえ浦和相手でも戦い方を大きく変えるとは考えにくい(2年前はミラーゲームを挑むも、押し込まれて5バックのまま時間だけが経過した)。また、戦力も整っているぶん、起用法は良い意味で読めない部分もある。プライドを懸けて、一丸となって全力で挑み、首位に肉薄したい。

次ページ浦和――コンビネーションと思い切りの良さで「さいたまと言えば浦和だ」と示したい。

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