【J1採点&寸評】名古屋×大宮|公式戦3戦連続で逆転負けの名古屋。試合運び、指揮官采配に明暗

2016年04月11日 今井雄一朗

名古屋――リード後のチームマネジメントで後手に回った感が否めない。

【警告】名古屋=明神(45+1分) 大宮=家長(25分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】泉澤 仁(大宮)

【チーム採点・寸評】
名古屋 5
これで公式戦3試合連続で、先制した試合で逆転負け。リードを活用した試合運びができず、相手に反撃のチャンスを与えてしまうのは悪癖だ。

大宮 6.5
ビハインドを背負って折り返した試合を、采配と選手のファイトの両輪で跳ね返した。7分間の逆転劇は見事の一言。

【マッチレポート】名古屋 1-2 大宮|河本が同点ヘッド、泉澤が逆転弾!
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 5
前半から粘り強くチームを盛り立てたが、2失点目は伸ばした手をシュートがすり抜けていった。自責の念が強い逆転劇。
 
DF
19 矢野貴章 5.5
泉澤とのマッチアップは優位に運んでいたが、後半はバタついた。終盤のパワープレーでは存在感見せたが…。
 
2 竹内 彬 5
冷静に最終ラインの指揮を執り続けるも、前掛かる後半は後追いのディフェンスが増え、激務の末に2失点の憂き目にあった。
 
5 大武 峻 5
1失点目はマークの遅れが響いた。ケアレスミスもいまだ多く、守備を安定させることができなかった。
 
33 安田理大 5.5
後半は守備に追われつつも得点を狙うチームを後方から支援。効果的な縦パスはもっと有効活用してもいい。

MF
 古林将太 5.5 (80分OUT)
連戦の最中でも普段通りのハードワークで右サイドを上下動。ゴールに絡む動きにあと一歩のキレが欲しい。
 
17 明神智和 5.5 (85分OUT)
ビルドアップの補助から広範囲にわたる中盤での守備の貢献度も高く、劣勢の後半も果敢に堅実なプレー。
 
7 田口泰士 5.5
前線でのインターセプト、家長へのハードマークなどで貢献度は高かったが、パスミスも目立った。

11 永井謙佑 5.5
縦への突破力とクロス、シュートでも見せたが得点に絡めず。後半は攻め疲れからか失速した。
 
18 野田隆之介 5.5 (72分OUT)
 前半と後半で別人のようなプレー。体力をつけ素晴らしい45分のプレーを、90分を通じて継続させたい。
 
FW 
9 シモビッチ 5.5
PKで今季4得点目を挙げたほか、この日はよくボールにも絡んだ。あとは流れの中でのシュートを増やしていきたい。
 
交代出場
MF
29 和泉竜司 5(72分IN)
前線で起点となるべく投入されるも、モビリティ不足で大きなプレーはなし。ボールキープに才能の片鱗。
 
MF
10 小川佳純 -(80分IN)
入ってすぐは右サイド、その後の選手交代でボランチに入り、終盤のゲームコントロールに努めた。
 
MF
20
 矢田 旭 -(85分IN)
サイドハーフとして起用されたが、ボールがそこまで回って来なかった。パワープレーの中では力が発揮できなかった。
 
監督
小倉隆史 5
後半のチームマネジメント、選手交代のカード選択と時間帯で後手に回った感が否めない。公式戦5連敗からどう立て直していくか。

次ページ大宮――前半は空回り気味の泉澤が後半はチームの潤滑油に。同点アシストの家長も存在感を放つ。

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