【ACL採点&寸評】浦和 1-0 広州恒大|遠藤がJ・マルチネスを抑え、関根がサイドを制圧。リオ五輪世代コンビが“突き抜ける”プレーを見せ、アジア王者との痺れる熱戦を制す!

2016年04月05日 塚越 始(サッカーダイジェスト)

先発全員が6.5点以上。ピンチを作られながらも守備陣が耐えて、広州恒大の強力助っ人陣を完封。

【得点】浦和=武藤(52分)
【警告】浦和=森脇(42分) 広州恒大=J・マルティネス(31分)、ジャン・リンポン(38分)、ジョン・ジー(44分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】遠藤 航(浦和)

【チーム採点・寸評】
浦和 8

北ゴール裏を埋め尽くしたサポーターのまさに背中を後押しする大きな声援に応えて、グループステージ突破に向けた大きな1勝を掴み取る。浦和らしいポゼッションスタイルを貫いて特長を出し、ボールサイドでも強さを発揮。まさに浦和の一丸となった勝利だった。

【ACL PHOTOハイライト】武藤がアジア王者相手に決勝点! 
 
【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 7.5
利き足とは逆の右足でも高い精度のキックを放った。あまり前には飛び出さず、深い位置で守り、ギリギリまで相手の動きを見てプレー。64分にはリカルド・グラルのシュートをビッグセーブ。ミドルやクロスへの対応も良く、アジア王者を完封した。
 
DF
5 槙野智章 7
フアン・ボーウェンとジャクソン・マルチネス、さらにサイドに流れてきたリカルド・グラルを常に視野に入れながら、攻撃に加わる役割をこなす。1対1で相手のリズムに持ち込まれる場面が多かったが、71分にJ・マルチネスとのガチンコ対決を制すなど耐えた。
 
MAN OF THE MATCH
6  遠藤 航  8
抜かれたらGK西川しかいないというコロンビア代表FWジャクソン・マルチネスとの"数的同数"の状況で抑え続けた。途中からはガオ・リンもパーフェクトに抑え込む。この1試合でDFとしての過去になかった滋養を一気に染み込ませ、間違いなく自信を深めた。
 
46 森脇良太 7
相手のかゆくても手が届かないような絶妙な位置にボールを運んで、ボランチとDFを困惑させた。ビルドアップ面でのプレーはとても安定していた。一方、さすがに強力助っ人陣の重圧を受けて守備面では苦しんだものの、終盤はしっかり中央を固めて対応。
 

次ページ“怖い”ぐらいの存在感を放った阿部。武藤はACLホームゲーム2試合連続ゴールを奪う。

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