【クラシコ|採点&寸評】メッシなどバルサのMSNは及第点以下。マドリー勢は決勝弾のC・ロナウドを含めてハードワークが光る

2016年04月03日 豊福晋、山本孔一

バルサの同点となって以降のふわりとした空気は受け入れがたい。

バルセロナ対レアル・マドリー戦の結果&フォーメーション。

【バルセロナ|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 5
前半はほとんどの時間でポゼッションをキープして相手陣内にいたが、大きな決定機は作れず。後半もボール支配率に見合うチャンスはなく、カウンターから度々ピンチを招いて逆転負けを喫した。1-1になって以降の気の緩み、ふわりとした空気は受け入れがたい。クライフ追悼試合は残念な結果に。
 
監督 ルイス・エンリケ 5.5 
後半の気の緩みは完全にメンタル面の問題。Aマッチウイーク後だった選手たちの疲労を考慮して、中盤が空きはじめた後半にハードワークができるS・ロベルトを入れる選択肢もあったか。

【試合レポート】バルセロナ 1-2 レアル・マドリー

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【バルセロナ|選手採点&寸評】
[GK]
1 クラウディオ・ブラーボ 5.5 
ベンゼマの1点目はやむなし。責任があるとは言えないまでも、C・ロナウドに股を抜かれた決勝ゴールは止めたかった。
 
[DF]
6 ダニエウ・アウベス 5.5
前半は惜しいミドルを放つなど攻撃面で積極的な動きを見せるも、後半に入って存在感が希薄に。右サイドからの攻撃が少なかった一因に。
 
3 ジェラール・ピケ 6
速攻を食らった51分にはベンゼマとの1対1で冷静に対処。CKからヘディングを叩き込んだ先制点も見事だった。ただ、決勝点を奪われた場面でヘセとC・ロナウドをフリーにしたことは、DFラインの統率者である彼にマイナス査定を付けざるをえない。
 
14 ハビエル・マスチェラーノ 6
対面のベンゼマだけでなく、中盤で受けようとするモドリッチにも激しいプレッシャーをかけて自由に持たせなかった。80分のC・ロナウドのシュートも身体を張ってセーブ。
 
18 ジョルディ・アルバ 5.5
左サイドでイニエスタと連携するも、大きなチャンスは作れず。後半はベイルの対応にも苦しんだ。81分にベイルに頭で決められた場面は上手く倒れてノーゴールにしたが。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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