【ACL採点&寸評】FC東京 0-0 江蘇蘇寧|ジョーとテイシェイラのブラジルコンビを零封。ACLの舞台でも組織立った守備は健在だが…

2016年03月15日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

N・バーンズは“惜しいチャンスメーカー”に終わった。

【チーム採点・寸評】
FC東京 5.5
GK秋元の不安定なパンチングに危うさが漂ったが、組織立った守備はACLの舞台でも健在。ただ、ゴールを奪えず決定力不足を改めて露呈した。勝てなかったぶん、及第点に届かないか。
 
【ACL PHOTOハイライト】FC東京 0-0江蘇蘇寧

【FC東京|採点・寸評】
GK 
47 秋元陽太  5.5
パンチングが少し不安定で、足もとでの処理もブレがあった。4バックとの連係を高め、「危なっかしさ」を早い段階で払拭したい。
 
DF
2 徳永悠平 6
テイシェイラのマークに手を焼いた感はあるものの、完全に抜かれたのは1~2回。18分の良質なクロスも含めればまずまずの働きだ。
 
3 森重真人 6.5
長身FWジョーとのマッチアップにエネルギーを注入。空中戦でも互角に渡り合うパワフルな守りで、終始プレッシャーをかけていた。
 
5 丸山祐市 6
出足が鋭く、敵を要所で抑えていた。自陣のバイタルエリアでボールを持ち過ぎず、割り切ってクリアするなど判断も良かった。
 
25 小川諒也 6
フィジカル勝負で一歩も引けを取らず、相手のタイミングを外すクロスは味があった。試合を重ねるごとに落ち着きをましている印象。
 
MF
4 高橋秀人 6(77分OUT)
攻め上がりを自重し、安全第一のスタンスで最終ラインの前の危険なスペースを潰す。パスミスがあったとはいえ、守備面は上出来だ。
 
22 羽生直剛 6
緩急をつけたボール回しでリズムを刻もうとしていた。24分にはゴール前に走り込んでシュートを打つなど、積極的なシーンが光った。
 
37 橋本拳人 6
中盤でバランスを取りつつ、サイドから崩す際にはスルスルとエリア付近まで上がる。大きなミスがなく、良い意味で目立たなかった。
 
48 水沼宏太 5.5
ボールを受けてからのアクションにやや迷い。自ら切り込んで相手を揺さぶっても面白かったはずだ。73分の決定機は決めたかった。
 
 

次ページN・バーンズは“惜しいチャンスメーカー”に終わった。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事