久保建英の去就についてソシエダ会長に直撃!マンUやサウジからの関心は事実? マドリー復帰は?「我々の選手の目を逸らすクラブが現れないのを望む」【現地発】

2024年01月01日 ミケル・レカルデ

「誰もがソシエダに残りたがっていた」

久保について語ったアペリベイ会長(右)。(C)Getty Images

 ホキン・アペリベイはタケ・クボの活躍を喜んでいる。ドノスティアで過ごした素晴らしい1年半、ビッグクラブが獲得に動く懸念、契約延長の可能性、そしてアジアカップ招集問題と日本人選手の多岐に渡るテーマについてレアル・ソシエダの会長が語ってくれた。 

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――静かな冬のマーケットを期待しているのかどうかは聞きません。実際に口にすると、物事が複雑になりますからね。いずれにせよ、タケをはじめ名前のダンスはすでに始まっています。

「私は静かな冬のマーケットを期待しているよ。(ロベルト)オラベ(SD)とイマノル(アルグアシル監督)と最後に話し合ったのは、今年のラスト10試合どのようなスタンスで臨むかという内容だった。以来、2人と補強について話していない。誰かを連れてくるということはもちろん、それに関連する具体的な話もしていない。連戦が続く中、我々は多くのことにチャレンジしている。チャンピオンズリーグでグループステージ首位通過を果たすこと、ラ・リーガでは12月を終える時点で勝点30台に乗せることが当初の目標だった。これからもチャレンジは続いていく。冬のマーケットにおいて最終的にどうするかという話し合いはしていない」

――とはいえ、獲得を希望するクラブは後を絶たないはずです。イングランドでは、マンチェスター・ユナイテッドがタケを欲しがっていると言われています。

「我々には何の情報も届いていない。どこかのクラブから打診を受けたわけでもないしね。タケだけではない。我々の選手の目を逸らすようなクラブが現れないことを望んでいるし、願っている」

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――マンチェスター・ユナイテッドがタケを欲しがっているという情報は届いていないわけですね?

「いいや、我々は何も知らない」
 
――では、今夏、サウジアラビアから猛アタックを受けたというのは本当ですか?

「我々には何の情報も届いていない。関係者同士で直接話をしたかどうかまでは分からないけどね。夏の間、多くのクラブが我々の選手を巡って、ドアをノックしてきた。しかしその中で退団するよう圧力をかけてくる選手は1人もいなかった。誰もがソシエダに残りたがっていた。夏のマーケットにおいて選手の引き留めに苦労したかと問われれば、ノーと答える。我々が去ってほしくないと位置づけている選手からのそのような圧力を受けることはなかった」
 

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