シーズン前半は「コテンパンにやられてしまいましたが…」柏の戸嶋と高嶺が川崎との天皇杯決勝での勝負のポイントを明かす 

2023年12月08日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ホームゲームで掴んだ手応え

戸嶋(左)と高嶺は天皇杯決勝でどんなプレーを見せてくれるのか。写真:塚本侃太(サッカーダイジェスト写真部)

 2023年12月9日、柏レイソル対川崎フロンターレの天皇杯決勝が国立競技場で開催される。柏のMF高嶺朋樹に勝負のポイントを訊くと「自分たちは守備のところ」と回答。続けて、「相手がボールを持つ展開になる可能性は大いにあると思いますし、それを嫌だと思わず、ロングカウンターを繰り出せるチャンスと捉えるべきです」とコメントした。

【動画】戸嶋&高嶺の特別対談(後編)

 良い守備から良い攻撃。受け身にならず、ハイプレスで川崎の動きを封じて、速攻に転じることができれば勝機は膨らむと、そういうことだろう。

 同じくMFの戸嶋祥郎も「相手をリスペクトし過ぎないことが大事」と話す。また、シーズン前半に戦った時は「相手に自由を与えて身構えてしまって、コテンパンにやられてしまいましたが(結果は0-2)、後半戦で対戦した時はそうならなかった」とも言っている。

 確かに、川崎と1−1で引き分けた31節の試合は「自分たちがやるべきポジションに立ち、チャンスがあれば相手のボールを奪いに行く姿勢を出せていた分、勝てませんでしたが、良い内容になった」(戸嶋)。
 
 川崎とのホームゲームで掴んだ手応えはある。高嶺は言う。

「守備の強度は相手の中盤に負けていないと思います。球際のところで勝ちたいです」

 戸嶋も続く。

「主導権を持ってボールを奪いに行く。攻撃のところは縦の速さに頼り過ぎると疲弊してしまうので、自分たちの時間を作るタイミングが重要です」

 試合は14時キックオフ。11年ぶりの天皇杯制覇なるか。ファン・サポーターも歓喜の瞬間を待ち望んでいる。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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