11月のW杯予選に堂安と鎌田は呼ばれるのか。2列目の争いで鍵を握るプレーヤーは?【日本代表】

2023年11月05日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ベースはほぼ決まっている印象

森保監督の人選は? 11月のメンバー発表に注目だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 9月、10月の招集メンバーで判断すると、森保ジャパンでベースとなるメンバーはほぼ決まっている印象だ。熟練記者の河治良幸氏も「来年1月のアジアカップまでは(大幅な変更が)ないと見ています」と話している。

 では、ベースとなるメンバーは誰なのか。河治氏によれば、以下の16名になる。

GK:大迫
DF:菅原、板倉、冨安、谷口、中山、伊藤洋
MF:遠藤、守田、伊東、久保、三笘、中村
FW:浅野、上田、古橋

 カナダ戦で足を負傷した中村、足首を手術した板倉はコンディション的に11月の招集は厳しいが、ベースという意味でのメンバーに異論はないだろう。

 となると、気になるのは10月に呼ばれなかった鎌田と堂安が11月のワールドカップ・アジア2次予選のメンバーに入ってくるか、である。河治氏曰く「ここで鍵を握るのがこの人、南野選手」だ。
 
「堂安選手は右のワイドが、鎌田選手はセンターが基本。鎌田選手はボランチもできますが、南野選手を含め3人とも2列目の選手と考えると、状況によって森保監督の人選は変わってくるかもしれません。この3人がいっぺんに入ると、他のポジションの誰かを削っていかないといけなくなる。そのあたりをどう考えるかですかね」

 結局はクラブでの活躍がキーになりそうだ。鎌田は新天地のラツィオでシーズン開幕当初と比べると出番が減っている一方で、今季の南野はモナコでシャドーを任されてから調子を上げ、フライブルクの堂安はアウェーのレバークーゼン戦(現地時間の10月29日)でキレのあるプレーを見せるなど復調傾向になる。

 現状では南野と堂安がわずかにリードと見るべきか。いずれにしても、11月のメンバー発表が気になるところだ。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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