「僕は人間。ロボットじゃない」37歳ジルーが振る舞いを弁明。自身の2発で先行も痛恨ドロー「インテルが勝ったのでより悔しい」

2023年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

5分後に監督に謝罪「彼の決断を尊重する」

2発を叩き込んだジルー。2か月ぶりのゴールに喜びを表現したが...。(C)Getty Images

 現地時間10月29日に開催されたセリエA第10節で、ミランは昨シーズン王者のナポリと敵地で対戦。オリビエ・ジルーの2発で先行するも、後半に追いつかれ、2-2のドローで終わった。

 この一戦で、ちょっとした注目を集めているのが、交代シーンだ。ジルーはエースのラファエウ・レオンと共に81分にベンチに下げられると、ステーファノ・ピオーリ監督に不満を露わにした。

 ただ、すぐさま非を認めたようだ。英紙『Mirror』によれば、37歳のフランス代表FWは試合後、「僕は人間で、ロボットじゃない。チームメイトを助けられると確信していたから、がっかりしたんだ。エネルギーが残っていたし、まだプレーしたかった」と弁明した後、こう口にした。

「もちろん、5分後には落ち着いて監督に謝ったよ。彼の決断を尊重するし、チームのためにベストを尽くすだけだ。この試合は僕らが勝つべきだったから、悔しかった」
【動画】「素晴らしいクロス」からヘッドで2発!ナポリ戦で躍動したジルー
 また、およそ2か月ぶりの得点にも言及。アシストへの感謝を示しつつも、課題を口にした。

「2ゴールは嬉しいし、チームメイトからの2本の素晴らしいクロスに恩を感じている。しかし、結果には失望している。勝てた試合だ。多くのチャンスを作ったが、上手く終わらせられなかった。ニューカッスル戦とドルトムント戦(いずれも0-0)でも多くのチャンスがあったが、決めきれなかった。今日は4、5点取れたはずだ」

 ベテランストライカーは「僕らの前半が素晴らしかっただけに、ナポリは反撃してきた。彼らは最初のゴールで自信を取り戻したが、それでももっと上手くやれたはずだ。スタジアムの雰囲気も彼らを後押しした。あのゴールがターニングポイントだった。この試合前にインテルが勝ったのを見たので、より怒りと悔しさを感じている。この2ポイントの取りこぼしが、後々響いてこないよう願う」と無念さを隠せなかった。

 今回の引き分けで、首位のインテルとの勝点差は3に開いた。30代後半となった今もなお、最前線で身体を張り続け、先日にはGKまでやってのけたジルーを筆頭に、赤黒軍団は早々に差を詰められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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