「“カマダ問題”が爆発する恐れがある」鎌田大地の出場機会激減で伊メディアが懸念「日本人MFは落胆している」

2023年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自信と確信に亀裂が生じるかもしれない」

CLフェイエノールト戦で鎌田(左)を起用しなかったサッリ監督。(C)Getty Images

 重視してきたチャンピオンズリーグ(CL)の舞台でも、出場機会が訪れなかった。ラツィオの鎌田大地に思うところがあるのは想像に難くない。

 セリエA開幕当初は4試合連続で先発出場した鎌田だが、ここ5試合はベンチスタート。2試合は出場機会がなく、3試合は終盤からの投入で、プレータイムはそれぞれ30分を下回っている。

 欧州最高峰の舞台では、グループステージ前節セルティック戦でフル出場。チームも2-1と逆転勝利で今季初白星をあげた。だが、10月25日に行われた第3節のフェイエノールト戦で、鎌田は最後まで出番なし。国内に続き、CLの舞台でも力を見せる機会がなかった。

 鎌田は9月23日のモンツァ戦から公式戦7試合で出場わずか150分。セルティック戦を除くと、6試合で60分という状況だ。コンディションの問題もあり、10月は日本代表からも外れ、ラツィオでトレーニングを積んできた。それだけに、現状にストレスを感じても不思議ではない。

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 イタリアメディア『calciomercato.com』は、「ラツィオでは『カマダ問題』が爆発する恐れがある」と、その存在がマウリツィオ・サッリ監督のチームにおける問題になりかねないと報じた。

「日本人MFは直近で出場機会がなかったことに落胆している。特別な騒動を起こしてはいないが、居場所を取り戻そうとワナワナしているのだ。フィオレンティーナ戦でまたベンチになれば、夏に同意した計画への選手の自信と確信に亀裂が生じるかもしれない」

 サッリ監督はフェイエノールト戦後、鎌田を投入しなかったことへの悔いがあると話した。だが、試合の性質からマテオ・ゲンドゥジを起用したともほのめかしている。

 鎌田はサッリの下で状況を好転させ、イタリアの地で飛躍することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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