日本代表がチュニジア代表を２-０で下した試合、何より光ったのは組織的な守備。手堅い試合運びができたのもディフェンスがしっかりしていたからで、なかでもCB冨安の安定感は素晴らしかった。

　１対１の局面で相手をほとんど寄せ付けず、抜群の予備動作で危険なスペースもカバーする。プレーの強度も動きの質も別格だった「スーパートム」こと冨安こそ、チュニジア戦のマン・オブ・ザ・マッチだろう。

　その冨安とCBコンビを組んだ板倉滉に試合後、そもそも「冨安の何が凄いか」を訊いてみた。実際にピッチで、近くでプレーしているからこその感覚を板倉に教えてもらおうと思ったのだ。
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　板倉は次のように答えてくれた。

「飛び抜けた身体能力と危機察知力を持っていて、常に状況を正確に把握できていますね。局面に応じての素早い動きとかは実際にやりながら感じていますし、互いに要求し合いながらやれています。（チュニジア戦での）リスク管理はとても良かったと思います」

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）

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