久保建英の「正直きつい」発言を主将の遠藤航はどう捉えた? 「俺はなんとも思わない」

2023年10月13日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「大変は大変だと思いますけど」

12日の前日練習後に取材に応じた遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部

 13日にカナダ代表、17日にチュニジア代表と戦う日本代表はこの10月シリーズで、三笘薫(ブライトン)、鎌田大地(ラツィオ)、堂安律(フライブルク)、前田大然(セルティック)という常連組が、コンディション不良や怪我で不参加となった。

 その4選手の所属クラブは、いずれもヨーロッパカップ戦に出場しており、週2試合をこなしている。

 同じくヨーロッパカップ戦(チャンピオンズリーグ)に出場している久保建英(レアル・ソシエダ)は11日の練習後の取材で、連戦の疲れについて、こう本音を語っている。

「代表がありましたし、きついですけど、なんとか戻ってきたという感じです。きついですよ、正直。日本で待ってくれている人もいるし、チケットも新潟(カナダ戦)は完売っていう話も聞いてますし、そういった人たちのために試合をできるのはすごく幸せですけど、きつさあるのは事実なので」

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 キャプテンの遠藤航は翌12日、話題となったこの久保のコメントについて質問を受けると、「きついですけど、別にそれをどうしようとかは思わない。なんとも思わないです、俺は。(11月からは2026年ワールドカップのアジア)二次予選だし、とりあえず勝つためにやるというだけだと思いますけど」と返した。

 また、森保一監督が同日の会見で、今回のカナダ戦は金曜開催だが、11月は木曜の試合になり、欧州組はさらに調整が大変になるとの見解を示した。その点については、こう述べている。

「移動はきついと思うし、時差もあるので大変は大変だと思いますけど、その中でやっていかないといけないだけなので、何にも言えないというか、その中でも勝っていかない」

 久保の言葉を借りれば、「文句のひとつも言わず」試合に集中する覚悟だ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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