【パリSG 2-1 チェルシー|採点&寸評】先勝のホームチームは軒並み高評価! 好守連発の守護神がMOMに

2016年02月17日 内藤秀明

幅広い攻撃、前から潰す守り、的中した交代策…パリSG快勝。

(C) SOCCER DIGEST

【パリSG|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7
両翼のスピードを活かした縦に速いカウンターや、中盤が両サイドに展開して時間をかけて相手陣内に浸入する遅攻など、幅広い攻撃でチェルシーを翻弄。守備には粗もあったが、前から潰す守り方で相手を苦しめた。
 
監督 ロラン・ブラン 7
攻め続けているものの決めきれない展開で、好調だったルーカスを下げ、 カバーニを投入する采配が的中。見事な交代策で試合を決めた。
 
【全試合結果&フォーメーション図】CL決勝トーナメント1回戦(2/16
 
【パリSG|選手採点・寸評】
GK
MAN OF THE MATCH
16ケビン・トラップ 7.5
失点場面はノーチャンス。至近距離からのヘッドをはじめ、D・コスタとの1対1を何度も止めるなど、チームを救った。瞬発力、飛び出しのタイミングともに、一級品のプレーだった。
 
DF
マルキーニョス 6.5
守備では、ほぼアザールに仕事をさせず。攻撃では、ウイングにうまく絡んでサポートしていた。
 
チアゴ・シウバ 7
読みが素晴らしく、相手の縦パスをことごとく潰した。空中戦でもD・コスタに競り勝って何もさせず。組み立てでも落ち着いて相手のプレスに対応し、ほぼノーミスで試合を終えた。
 
32 ダビド・ルイス 6.5
受け身の守備では、空中戦で読みを誤るなど不安定さを見せるも、前からはめる積極的な守備ではうまく相手を抑えていた。また、プレスをかわす際、追い回す選手が絶対に届かない位置にボールを置くことで、アタッカーの心を何度も折った。
 
17 マクスウェル 6
守備では何度かミスを犯したが、決定的なものは特になし。最低限の仕事はこなした。
 
MF
チアゴ・モッタ 6.5
受け手に優しいコントロールされたパスで後方支援。つり出される場面も何度かあったが、それ以上に攻撃面の貢献度が高かった。
 
マルコ・ヴェッラッティ 7(81分OUT
様々なエリアに顔を出し、ポゼッションをサポート。相手の逆を突くタッチでうまくキープし、何度も縦パスを通すことで、攻撃のスイッチを入れていた。
 
14 ブレーズ・マテュイディ 6.5(81分OUT
攻守ともにハードワークを欠かさなかった。ドリブルで縦に推進力をもたらしたものの、パスが少し正直すぎ、引っかける場面が何度もあったのがマイナスポイント。
 
FW
ルーカス 7(74分OUT
切れ味抜群のドリブルで相手を翻弄した。途中交代となったものの、貢献度は非常に高かった。
 
11 アンヘル・ディ・マリア 7.5
イブラヒモビッチと近い位置でプレーし、ワンタッチでチームにアクセントをもたらした他、後半にはカバーニの決勝点をアシストするなど結果も残した。また、見えないところで何度も、相手の裏を突くためにスプリントを繰り返していたのも印象的だった。
 
10 ズラタン・イブラヒモビッチ 7
長いリーチを活かした独特のボールタッチで、チームの基点になっていた。運も味方し、先制点を決めた。
 
交代出場
エディンソン・カバーニ 7(74分IN
彼らしい抜け出しで、イバノビッチの裏を突き、決勝点を決めた。
 
25 アドリアン・ラビオ ―(81分IN
2点目を決めた後に、ヴェッラッティに代わって投入され、試合をうまく終わらせた。
 
27 ハビエル・パストーレ ―(81分IN
ラビオ同様、2点目の後にマテュイディと入れ替わってピッチに立ったが、特に目立った活躍はなし。
 
※MAN OF THE MATCH=この試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページ決定機を迎えるも決めきれず…“悪い日のD・コスタ”だった。

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