「あれだけ大きな怪我をしながら…。自分なら無理」板倉滉が絶賛する同世代DFのスタンス「ラガーマンくらい身体が大きくなっていて」

2023年10月10日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

凄い賢い選手で状況理解も

中山について語った板倉。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2023年10月10日、日本代表での練習2日目を終えて囲み取材に応じた板倉滉が、11か月ぶりに代表復帰した中山雄太について話した。

「まずは(代表に)帰ってきてくれて素直に嬉しいし、久しぶりに会えることを楽しみにしていました」

 東京五輪など世代別代表でもともに戦ってきた仲間だけに、中山への想いは特別なものがあるのだろう。

「1年近くのリハビリ生活でしたが、戻ってきたらラガーマンくらい身体が大きくなっていて、雄太自身もプレーで証明したいと言っていたので、また一緒にできることはとても楽しみです」

 リハビリの前後で、中山のどこが変化したのか。そう訊かれた板倉はすかさず「肩幅でしょ」と言って記者団の笑いを誘った。そして中山の負傷中の話に戻る。

「ちょくちょく僕は連絡をとっていて、雄太自身はポジティブに『リハビリを楽しんでいた』とずっと言っていました。あれだけ大きな怪我をしながらもそういう気持ちでリハビリに取り組めるスタンスは雄太らしいなと。自分なら無理だなと、話を聞いて思っていましたが、(中山は)間違いなくチームのプラスになるはず。あとはピッチに立つ姿を見せることができたらいいなと」
 
 では、板倉は中山のどこを評価しているのか。

「凄い賢い選手で、試合の流れとかチームの状況を理解しながらどう振る舞えばいいかを分かっている。雄太が左サイドバックに入ることでチームが良い方向に行くことは間違いないと思います」

 板倉自身も、10月シリーズでの中山の活躍を楽しみにしている。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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