【G大阪】期待の即戦力に18歳の初瀬が躍動! 両エースの目覚めが“スロースターター”返上の鍵!?

2016年02月15日 サッカーダイジェスト編集部

プレシーズンマッチとはいえ、こけら落としで負けるわけにはいかなかった。

相手のオウンゴールを誘発するプレーを見せたアデミウソン。個の打開力の高さを見せつけた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 市立吹田サッカースタジアムのこけら落としとなった14日の名古屋戦で、G大阪の新戦力たちが結果を残した。
 
 ピッチとスタンドの最短距離が約7メートルと、日本で最も選手たちを近くにみることができる新スタジアム。スタンド全席を覆う屋根と、箱形に作られた形状からもサポーターの声援が強く響くなかで、プレシーズンマッチとはいえ小倉隆史監督の就任で上位進出への機運が高まる名古屋に3-1で快勝。長谷川健太監督は「選手もこけら落としで負けるわけにはいかないと言っていた。新加入の選手も持ち味を出してくれた。期待以上のプレーをしてくれて良かった」と今季開幕のゼロックス杯・広島戦(2月20日)に向け、手応えを口にした。
 
 この試合、ともに昨季は横浜でプレーしたMFアデミウソンをトップ下、元日本代表MFの藤本を右MFに入れた4-2-3-1の布陣で臨んだ。26分、左サイドを突破したアデミウソンが、ゴール前のパトリックに絶妙なクロスを送ると、カットしようとした名古屋の竹内のオウンゴールを誘い先制。さらに同36分には右サイドで得たFKを、藤本が得意の左足でゴール前に送り、今野が頭で押し込んで追加点を奪った。
 
 後半に入って、47分にはゴール前の混戦を名古屋MF矢田に押し込まれて1点を返されたが、66分には宇佐美のCKを丹羽が頭で合わせてとどめの3点目を奪った。
 
 アデミウソンは随所で一瞬のスピードや巧みなテクニックを披露し、カウンターの起点に。それでも「すべて適応しているわけではない。さらに向上させていきたい」といっそうの連係アップを課題に挙げた。
 
 右サイドでためを作り存在感を放った藤本も、アデミウソンや宇佐美との連係でチャンスに絡むなど持ち味を発揮。期待の新加入即戦力が順調にチームにフィットしている様子が窺えた。

【プレシーズンマッチPHOTO】G大阪 3-1 名古屋 

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