誤審で泣いたリバプールに同情する?審判は特訓が必要? アーセナル指揮官の答えは――「最後は相応しいものを手に入れたい」

2023年10月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らがやろうとしている全てのプロセスを説明すると…」

アーセナルを率いて5季目のアルテタ監督。ライバルクラブの被害は他人事ではない。(C)Getty images

 アーセナルのミケル・アルテタ監督が、大きな騒動となっている誤審について語った。英紙『Mirror』が伝えている。

 問題が起こったのは、9月30日に行なわれたトッテナム対リバプール(プレミアリーグ第7節)だ。スコアレスで迎えた34分に後者のルイス・ディアスがネットを揺らすも、オフサイドで無効に。しかし試合後、審判を統括する組織『PGMOL』が「明確で明白な事実誤認。VARの介入によってゴールが与えられるべきだった」と声明を発表したのだ。

 1-2で敗れただけに、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は不満を露わにし、「声明で誰が助かるんだ?我々は勝点を得られないのだから何の役にも立たない」と言い放った。

 10月3日のRCランス戦(チャンピオンズリーグのグループステージ第2節)を前に取材に応じたアルテタ監督は、「リバプールに同情しているか」と問われると、「確かに、最後には自分に相応しいものを手に入れたいと思う。自分ではコントロールできないミスを最小限に抑えたいものだ」と回答。そのうえで、こう語った。
【動画】本来はゴール!リバプールにとってはあまりに痛恨のミスジャッジ
「誰もが本当にクリーンで誠実な試合をしようとしているが、最終的には勝つ権利を獲得しければならなし、ルール内でプレーしなければならない。それが実現しない時は、非常にフラストレーションが溜まる」

 また、「VARを適切に使用するために、審判はより良いトレーニングが必要か」との問いには、次のような見解を示した。

「まあ、分からないね。彼らがやろうとしている全てのプロセスを説明すると、とても論理的に聞こえるけど、暑いなかミリメートルやカメラのフレームなどの解釈について話している時は、状況は大きく異なる。このような出来事が起きているのは残念だが、現時点では正しい答えが得られていないと思う」

 明日は我が身とあって、ライバルクラブの被害は他人事ではない。ただ、トラブルをゼロに抑えることは口で言うほど簡単ではないと、アーセナルの指揮官は重々理解しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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