「3年後は27歳。やっぱり...」26年北中米W杯で絶対的エースを目ざす町野修斗が、日本代表への熱き想いを激白

2023年09月17日 元川悦子

9月シリーズは選外に

ドイツ2部のキールで欧州キャリアをスタートさせた町野。近い将来のステップアップを期す。写真:元川悦子

 今年3月に発足した第二次森保ジャパン。2022年カタール・ワールドカップに追加招集で参戦した町野修斗(キール)は、初陣となったウルグアイ&コロンビアとの2連戦に招集され、コロンビア戦に先発出場した。

「前半45分間、プレーしましたけど、アメリカ戦(22年9月)よりは成長を感じましたし、より強い相手に対して手応えを掴んだ部分もありましたけど、シュートを1本も打てなかったのは事実。ハーフタイムに交代を告げられたのを見ても、森保(一=日本代表監督)さんの信頼をまだまだ勝ち得ることができていないんだなと思いますね」と、町野は厳しい立ち位置を実感した様子だ。

 6月シリーズは選外となり、キールに移籍後の9月シリーズ。「ドイツ2部で結果を出している町野も有力候補の1人」という前向きな見方も少なくなかったが、結果的には選ばれなかった。

 9月シリーズのFW陣に名を連ねたのは、W杯で主力だった浅野拓磨(ボーフム)と前田大然(セルティック)、昨季スコットランドでMVPに輝いた古橋亨梧(セルティック)、そして今夏にオランダの強豪フェイエノールトにステップアップした上田綺世の4人。
 
 前田と古橋、上田の3人は9月19日からスタートするチャンピオンズリーグのグループステージに参戦するし、浅野は町野より格上のリーグで活躍している。指揮官の選択はある意味、理に叶っていると言うべきなのかもしれない。

「今回は、まだそれなりの結果しか残していなかったので、選外になるのも仕方ない。落選を聞いても、そんなにショックは受けませんでした。やっぱり『町野を呼ばざるを得ない』と思わせるくらいの突出した結果を残さないとダメなんだと思います。

 監督が『呼びたい』と思えるようなプレーを出し続けて、なおかつ呼ばれた時に結果を出さないといけない。僕は他のフォワードとは特徴が違いますし、自分が出ることによって中盤やチームが活性化して、よりゴールに向かう回数が増えるという効果をもたらすことができる。その価値をしっかりと示すことが大切ですね」と、彼は冷静に自己分析してみせた。

【PHOTO】2023年夏に欧州で新天地を求めたサムライたち

次ページ冬の移籍市場、遅くとも来夏には

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事