「セルティックの脅威を弱めている」古橋亨梧の得点力はなぜ低下したのか。新監督下での“役割の変化”を現地指摘「今の彼は...」

2023年08月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「好調の日本人FWがいなければ、前線で突破力を欠く」

公式戦2試合ノーゴールの古橋。(C)Getty Images

 アンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャースに指揮官が代わったセルティックは、リーグカップで早々に敗退し、2年連続国内3冠の夢が消えた。さらに続くリーグ戦でもホームでスコアレスドローに終わり、暗雲が漂い始めている。

 リーグ開幕から2試合連発で2ゴールを挙げている古橋も、公式戦ここ2試合は得点なし。『THE BOOT ROOM』は8月27日、指揮官は様々なことを解決する必要があり、そのひとつが古橋亨梧の役割だと報じた。

 同メディアは、セルティックOBのパット・ボナーが、『BBC Sportsound』で古橋の現在について「ほとんどDFを背負ってスタートしているからだと思う」と話したことを伝えている。

「今の彼はほとんど中盤と最終ラインの間のスペースまで下がってプレーすることを求められている。だからそのエリアに向かってボールが素早くサイドにいくと、彼はポジションをとるためにより長い距離を移動しなければいけない」

【動画】まさかのミスを見逃さない!指揮官が「見事なタッチ」と激賞した古橋の2試合連続ゴール 
 THE BOOT ROOMは「セルティックのファンは過去2シーズン、キョウゴがその動きやゴール前の鋭さでスコットランドの守備陣を混乱させるのを見てきた。ボナーが言うように、彼が極めてうまくDFの裏をとってオフサイドトラップをかいくぐっていたからだ」と続けた。

「引いてくることを求め、彼からそれを奪ったことが、得点への脅威を薄め、ファイナルサードにおけるセルティックの攻撃の脅威を弱めていることは確かだ。好調の日本人FWがいなければ、前線で突破力を欠くのをファンは目にした。今後ロジャースが取り組まなければならないことだ」

 ポステコグルー体制での過去2シーズンで圧倒的な強さを誇っただけに、新体制で序盤に躓き、重圧が増しつつあるセルティック。指揮官とエース古橋は、この流れを変えることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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