「日本は王者になれる可能性があった」「次回は真の優勝候補だ」なでしこJの健闘にブラジル大手が賛辞!「世界最高レベルに戻った」

2023年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「大会前の予想をはるかに上回る美しいサッカーを展開」

ベスト8でスウェーデンに敗れたなでしこジャパン。(C)Getty Images

 ベスト4進出を逃したものの、その戦いぶりに賛辞が贈られた。

 8月11日に開催された女子ワールドカップの準々決勝で、なでしこジャパンはスウェーデンと対戦。先に2点をリードされる展開のなか、87分に途中出場の林穂之香のゴールで1点を返したものの、1-2で敗れた。

 ただ、ここまで4連勝で14得点・1失点と完璧なサッカーを見せていた日本をブラジルの大手メディア『Globo』は高く評価。「スウェーデンに劇的な敗退で日本女子の2度目の優勝の夢に終止符」と見出しを打った記事で、「なでしこジャパンは1―2で敗れて準々決勝に敗退したが、予想を上回るサッカーのポジティブな結果を出し、ベスト8に入るという『現実的な目標』を達成した」と伝えた。

「これまで、大会前の予想をはるかに上回る美しいサッカーを展開し、劇的な試合展開だったため、なでしこにとっては非常に悔しい結果となった」

 同メディアは、「決勝でもおかしくなかった。日本がまだスウェーデンと同じレベルにないことは明らかになったが、すでに世界最高のチームとの差を縮めることに成功している」と綴り、こう続けている。

【動画】なでしこジャパン林が決めた反撃の1点
「日本にとって非常に悔しい敗戦で、試合終了のホイッスルが鳴った後、何人かが泣いていた。さらに先に進めたとわかっていたからこそ、フラストレーションを感じたのだ。戦前の最も現実的だと思われた目標を達成したものの、披露したサッカーはトーナメントの最終結果が示すレベルよりも上のレベルであった。それは準決勝進出、決勝進出、さらにはチャンピオンになれる可能性もあったチームのサッカーだった」

 さらに、「何年にもわたる停滞と後退を経て、日本女子代表はついに上昇曲線に転じ、世界最高レベルのチームに戻ってきた。まだまだポテンシャルを発揮しきれていないチームで、若手や有望な選手が多い。おそらく次のワールドカップでは、日本が真の優勝候補として浮上し、さらなる飛躍を遂げることができるだろう」

 王国のメディアもその健闘を称えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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