「C・ロナウドを彷彿させるドリブラー」「ペップが絶賛する18歳」海外識者を唸らせるプレミアリーグの若手トップランナー5選【現地発】

2023年08月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

日本ツアーでも活躍したマンCのマルチ

スーパースター候補として大きな期待がかかるガルナチョ。(C)Getty Images

 リオネル・メッシやカリム・ベンゼマ、セルヒオ・ブスケッツら一時代を築き上げた稀代の名手たちがクラブサッカーの第一線から退いた。その一方で、彼らからバトンを引き継ぎうるスター候補生も続々と出現している。

 とはいえ玉石混交のタレント群の中から"本物"を見極めるのは容易ではない。そこで今回は欧州現地の事情通たちに特別な才能を持った若手5人の選出をオーダー。2002年以降に生まれた"トップランナー"をリーグごとに紹介していく。

 第4回はプレミアリーグ編だ。

●海外識者が選出した新世代の出世頭
・アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・U/アルゼンチン代表)
・リコ・ルイス(マンチェスター・C/イングランドU-21代表)
・ステファン・バイチェティッチ(リバプール/スペイン国籍)
・ウィルフリード・ニョント(リーズ/イタリア代表)
・ロメオ・ラビア(サウサンプトン/ベルギー代表)

【PHOTO】2023年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
 マンチェスター・ダービーとなった22-23シーズンのFAカップ決勝で、途中出場から何度も見せ場を作ったのがユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョだ。

 マーカス・ラッシュフォードやブルーノ・フェルナンデスも苦戦した大一番で、得意のドリブルと思い切りの良いシュートで攻撃を牽引し、「あわや」という決定的なチャンスを作り出した。

 クリスティアーノ・ロナウドが憧れだというガルナチョのプレーは、たしかにドリブルで敵を翻弄していた若かりし頃のロナウドの姿と重なる。偉大なる先達のように間違いなくスターになりうる人材だ。

 プレミア3連覇を達成したシティではリコ・ルイスの成長ぶりが際立った。主戦場の右SBに加え、左SBや守備的MFとしてもプレーできるクレバーさがあり、試合途中でもポジション変更に難なく対応。しかも優れた足技と状況判断力を持ち、あらゆる起用に応えて水準以上のプレーを見せている。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督も「リコ(ルイス)の貢献は大きかった。我々のプレースタイルを完全に熟知している」と絶賛。まだ準レギュラー扱いではあるが、いまやチームに欠かせない存在となっている。
 

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