【千葉】ブレイクの予感? 長澤和輝がドイツで磨いた“ポジショニング”“プレースピード”“判断の速さ”

2016年01月08日 加茂郁実

出場機会を求めて帰国を決断。

千葉のクラブハウスで取材に応じた長澤。帰国の経緯などを説明した。写真:加茂郁美

 1月8日、今オフにケルンから浦和に移籍し、新シーズンは期限付き移籍で千葉でプレーをする長澤和輝がクラブハウスで囲み取材に応じた。
 
 2013年、専修大の4年生だった長澤は、Jクラブへの加入が決まりかけていたが、方向転換し、当時ドイツ・ブンデスリーガ2部に所属していたケルンへの入団を決めた。
 
 長澤は「どうしても海外で挑戦したくなった。日本で得られないことがあると思う。チャレンジしたい」と強い決意で、2014年の1月、日本を旅立った。
 
 それから2年の月日が経ち、2016シーズンは千葉の一員として初めてJリーグのピッチで戦う。「千葉は地元であり、小さい頃から千葉のサッカーを見て育ってきた。プレーできることに感謝している」と語る。
 
 ドイツでは怪我もあり、昨年は特に試合に出られない日々が続いた。とにかくプレーがしたいという想いが日増しに強くなった時に日本からのオファーが届いたのだという。
 
「今シーズン、出場機会のない状況が続いていて、年齢的にも、選手としての経験としても、まずは試合に出てプレーをしたいという想いが強くなった。どこのチームにいても、試合に出ないと先が見えてこない。千葉は地元でもあるし、ここでもう一度頑張ろうと決断した。また、ドイツは環境も指導もトレーニングも素晴らしかったけれど、環境を変えたいという想いがありました。とにかく、心機一転ですね」
 
 またドイツでの経験を活かしたいとの想いも強い。
 
「ブンデスリーガでの経験を活かしたい。自分とチームメイトの特長を活かすプレーをしたい。ドイツ人は大きくて強い。大学時代はコンタクトされても大丈夫だったけれど、明らかにサイズが違う選手への対処、ポジショニングなどはドイツで学んだ。試合のプレースピード、判断の速さという部分もすごく勉強になった」
 
 

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