「圧倒的にやられたイメージが強い」伊東純也の記憶に残る難敵のインパクト

2023年06月21日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「意図的な守備をするのが大事」

伊東が「圧倒的にやられたイメージが強い」と話した相手とは? 写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ]日本 4−1 ペルー/6月20日/パナソニックスタジアム吹田

「圧倒的にやられたイメージが強い」

 伊東純也がそうコメントしたのは、この日に戦ったペルーではなく、ドイツについてである。カタール・ワールドカップのグループリーグ初戦では「勝ちましたけど」と前置きしたうえで、伊東の記憶には強いインパクトとして残っているのだろう。

 確かにワールドカップでの試合はドイツに押し込まれる展開だった。前半からボールを支配され、しかも先制されるなど、苦しかったゲームとして覚えているファン・サポーターも多いだろう。結局、堂安、浅野のゴールで逆転勝利を飾ったとはいえ、内容が互角だったかと言えばそうではない戦いだった。

 伊東もその反省を踏まえて「(今度は)もうちょっとこっちがボールを握ったり、意図的な守備をするのが大事」と、9月の再戦(9日にヴォルフスブルクでドイツとテストマッチを行なう予定)に向けて気持ちを引き締めていた。
 
 ワールドカップからのチームの成長を示す意味では、次の点が重要と伊東は捉えている。

「ブロックをしっかり作りつつショートカウンターなどを仕掛ける。ただ、ボールを握れる時間帯では握る。そういうメリハリが大事になるはずです」

 9月のドイツ戦、森保ジャパンは確かな進化を示すことができるだろうか。日本の現在地を把握できる絶好の機会になりそうだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部


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