「落語家になれそうな選手は?」週刊少年ジャンプ『あかね噺』の作画担当・馬上先生が出した答は…

2023年06月03日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

カタールW杯で最も印象に残った日本代表戦士は?

この『あかね噺』の作画担当・馬上先生が「落語家になれそう」と推した選手は?   C末永裕樹・馬上鷹将/集英社

 『週刊少年ジャンプ』で連載中の大人気落語漫画『あかね噺』。その作画担当でサッカー通でもある馬上鷹将先生が、公式YouTubeチャンネル『サッカーダイジェストTV』で自身の趣味でもあるサッカー関連の質問について色々と答えてくれた。    

 例えば「漫画で描きたくなる選手」については、「久保建英選手と伊東純也選手」と回答。伊東を挙げた理由は「キャリアとして異質。エリートコースで来たわけではなく、スラムダンクの流川(楓)みたいな掴みどころがないキャラクターなのかなと想像していて、その意味で興味深い」というものだった。
   
 また「落語家になれそうな選手」として挙げてくれのたが「吉田麻也選手」。「日本代表戦でキャプテンとして味方のテンションを上げるために、すごく良いことを言っていて。私もその言葉に感動して、『頑張るぞ』という気持ちになりましたから(笑)」と、吉田のコメントに心を打たれた時が馬上先生もあったそうだ。    

 馬上先生は、吉田も参戦したカタール・ワールドカップの試合を全部見たという。日本代表絡みで最も印象に残っているゲームを訊くと、馬上先生は「スペイン戦」と即答。「ガビとペドリのところをセンターバック2枚が前に出て対応していたのが凄かったです。ディフェンダーとしてはかなり勇気がいるプレーだし、それを実際にやってのけたのが素晴らしいです」と、学生時代にセンターバックをやっていた馬上先生らしく守備陣の働きを高く評価していた。    

 なかでも馬上先生の記憶に強く刻まれている選手が谷口彰悟だった。    

「ワールドカップ、しかもミスが許されないセンターバックで出場しても、ちゃんと仕事ができていました。かなり良いパフォーマンスだったし、改めて良い選手だなと。どれだけ心臓が強いのか、と思いながら見ていました。ヨーロッパでプレーしている選手たちとそこまで対戦経験がないはずなのに、あそこまでガッと行けるのは本当に凄いです」    

 当時は川崎フロンターレに在籍していた谷口がワールドカップで活躍したことで、馬上先生は「もっとJリーガーできるぞ」と確信したという。

【動画】『あかね噺』の作者が漫画で描きたい現役日本代表は?

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

<プロフィール> 馬上鷹将(もうえ・たかまさ) 週刊少年ジャンプで連載中の人気落語漫画『あかね噺』の作画担当。学生時代にサッカーをやっていて、JリーグではFC東京のファン。

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