左サイド攻略で勝機あり。コロンビア撃破にSB髙橋仁胡は「どんな相手にも怖がっていたらアカン」と気合十分【U-20W杯】

2023年05月24日 松尾祐希

昨年5月の対戦では1-2で敗れる

馬力あるプレーが魅力の髙橋。同サイドのアタッカーとの好連係で攻撃の突破口を開きたい。写真:松尾祐希

 勝点3を掴めれば、グループステージ突破に大きく近づく。屈強な南米の強豪国との第2戦は、今後の戦い方を左右するうえで重要になる。

 5月20日にアルゼンチンで開幕したU-20ワールドカップ。21日の初戦でセネガルを1-0で下した若き日本代表は、24日の18時(日本時間25日6時)にコロンビアとの第2戦を迎える。

 中2日で行なわれる今大会で、第2戦はひとつの山場と言ってもいいだろう。26日に行なわれるイスラエルとの最終戦の意味合いが大きく変わるからだ。

 24か国が参戦するU-20W杯は、各グループの上位2チームと、全グループの3位の上位4か国にグループステージ突破の権利が与えられる。コロンビア戦で2位以内を確定できれば、イスラエル戦は今後の戦いを見据えて疲労を考慮した選手起用が可能だ。

 もちろん、今後の戦いを見越して、コロンビア戦も若干のメンバー変更が見込まれる。だが、最終戦でよりタイトなスケジュールを鑑みたメンバー構成ができれば、冨樫剛一監督が率いるチームに余裕が生まれるのも事実だ。
 
 とはいえ、W杯に出場するチームは難敵ばかり。簡単に勝たせてくれるチームはひとつもない。21日に行なわれた同組のイスラエル対コロンビアを見たうえで、冨樫監督も「改めて我がグループは大変」という印象を受けている。

 実際にコロンビアの強さは、昨年5月のモーリスレベロトーナメントで体感済み。1-2で敗戦しており、南米予選は3位で突破も、その強さは今大会でも指折りだ。

 改めて、コロンビアの印象を問われた指揮官はこう話す。

「やはり南米のチームらしく、勝敗のところで、しっかりと自分たちに勝ちを持ってくる、勝負の機微をものすごく分かっていると見ていて感じた。改めて、セネガル戦もそうでしたけれど、(アディショナルタイムを含めた)100分のゲームで、日本代表の時間であったとしても、危険な雰囲気は常に漂わせられるチームだと思う」

 コロンビアは2-1で勝利したイスラエル戦で90分に逆転ゴールを奪うなど、勝負強さは健在。ショートカウンターを主体とした攻撃の破壊力は凄まじく、個人で局面を打開できる選手が揃う。

【PHOTO】松木玖生やチェイス・アンリらが絶妙ポージング! U-20日本代表 公式ポートレートギャラリー

次ページ右SBの戻りが遅く、背後が狙い目

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事