現役Jリーガー90人が選ぶ“2015年のベストプレーヤー”ポジション別BEST3は?

2015年12月15日 サッカーダイジェスト編集部

【GK】ダントツの1位には攻撃の起点としても機能した西川。

日本代表でも正GKとして出場機会を増やす西川。1位票を5人、2位票を4人、3位票を5人が投じた。(C) SOCCER DIGEST

 今季のJ1リーグで特別な輝きを放ったのは誰か?
 
『サッカーダイジェスト』では、ピッチ上でしのぎを削り合った選手たち90名の投票によって独自のベストプレーヤーランキングを作成。ここでは選出者の証言を交えつつ、ポジション別のベスト3を発表する。
 
◆選出概要◆
J1の各クラブから5人ずつ、合計90人にアンケートを実施。2015年のベストプレーヤーを自クラブ以外から3人挙げてもらい、ランキングを作成。ポイント換算の内訳は1位=5ポイント、2位=3ポイント、3位=1ポイント
 
――◆――◆――
 
【GK編】
 
●1位/42ポイント
西川周作(浦和)
生年月日(年齢):1986年6月18日(29歳)
今季成績:34試合・40失点・0アシスト
 
「後ろに西川がいるという、「安心感」が伝わってくる」(大谷秀和/柏)
 
 浦和で2年連続リーグ戦フルタイム出場を果たし、日本代表でも正GKとして出場機会を増やした。彼を推した14人全員に共通する選出理由が、ビルドアップのテクニックと精度の高さだ。
 
 柏の工藤は「足もとのプレーに安定感があり、プレスをかけても空いている選手に確実に展開されて厄介だった」と絶賛。もちろんGKとして、「『ここぞ』という場面でシュートを止めていた」(レオ・シルバ/新潟)という守備面の充実ぶりも光った。
 
●2位/15ポイント
卓人(広島)
生年月日(年齢):1982年8月9日(33歳)
今季成績:34試合・30失点・0アシスト
 
「『ここぞ』の場面で仕事をし、広島の堅守を支えていた」(守田達弥/新潟)
 
 PKストップも含め、重要な場面でビッグセーブを連発し、リーグ最少失点を誇った広島守備陣を最後尾から支えた。1位票を投じた山形の渡辺曰く、「大きく見えるというか、シュートを打っても入らない気がした」。
 
●3位/9ポイント
秋元陽太(湘南)
生年月日(年齢):1987年7月11日(28歳)
今季成績:34試合・44失点・0アシスト
 
「シュートを止める力、キック力など総じて能力が高い」(大前元紀/清水)
 
 攻撃力が売りの湘南だが、「快進撃を支えていた」(豊田/鳥栖)と、この守護神が最も票を集めた。彼と幼馴染みというFC東京の太田は、「プロ入り後の苦労を知るだけに活躍は嬉しい」と目を細める。
 

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