「少しツイていた」サンフレ佐々木翔、鹿島戦で大逆転の口火となったPK獲得シーンを振り返る。チームの改善点も提示

2023年04月02日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分たちの時間や、相手に脅威を与えられる回数を増やせれば」

PK獲得時に意図していた点を明かした佐々木。(C)SOCCER DIGEST

[J1第6節]鹿島1-2広島/4月1日/県立カシマサッカースタジアム

 サンフレッチェ広島は敵地での鹿島アントラーズ戦で、69分に先制点を喫したが、86分と88分にドウグラス・ヴィエイラがゴールを決めて、2-1の逆転勝利を収めた。
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 この一戦で、3センターバックの左で堅守を披露した佐々木翔は、84分にCKの流れのなかで相手のファウルを受けて、D・ヴィエイラの1点目につながるPKを獲得した。満田誠の右CKが鹿島の植田直通に当たってこぼれたボールに反応して、収めようとしたところに、松村優太の足が引っかかった。

 佐々木は、試合直後に「あまり細かく分かっていない」としつつ、この場面を振り返った。

「こぼれ球が流れてきて早く反応できたけど、あのあと、どういう風にボールを処理して、ゴールにつなげようかというほうに頭が働いていた」
 
 また、ペナルティエリア内での守備側の心理を理解しつつ、"次"を考えていたと明かす。

「ああいう状況は、すごく足を出すのが難しいと、僕も分かる。誘おうかな、というつもりではいた。相手がガッついてくる感が無かったので。しっかり処理してからクロス、などを考えてプレーしていた」

 そのなかで、「たまたま(自分の)足にがっつり入っていたので。少しツイていた」と語る。

 自身も得点に貢献しての劇的な逆転勝ちだったが、満足した様子は見られなかった。

「結果としては良かったが、もう少し、自分たちの時間だったり、相手に脅威を与えられる回数を増やせればと思う」と、チームの改善点を示した。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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