2010年W杯を制した“最強”スペイン代表のメンバーが引退を決断。残る現役選手はイニエスタ、シルバのほか何人?

2023年02月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

スペイン代表として計24試合に出場

スペイン代表として2010年W杯、EURO2012の優勝に貢献したF・ジョレンテ。(C)Getty Images

 またひとり"最強"を誇ったスペイン代表のメンバーがユニホームを脱いだ。

 現地時間2月16日、元スペイン代表FWのフェルナンド・ジョレンテが現役を引退することが明らかになった。

 現在37歳のF・ジョレンテは、史上最強の呼び声高い2010年W杯、EURO2012を制覇したスペイン代表のメンバーの一員で、国際Aマッチでは24試合・7ゴールの結果を残した大型センターフォワードだ。

 アスレティック・ビルバオ(05~13年)を皮切りに、ユベントス(13~15年)、セビージャ(15~16年)、スウォンジー(16~17年)、トッテナム(17~19年)、ナポリ(19~21年)、ウディネーゼ(21年)と数々の強豪クラブを渡り歩き、21年から在籍していたエイバルを昨年夏に退団して以降はフリーの状態が続いていた。
 
 ユベントス時代にはセリエ3連覇、セビージャ時代にはヨーロッパリーグ制覇を経験。クラブレベルでは通算676試合に出場して203ゴールをマークしている。

 そんなF・ジョレンテはスペインのテレビ局『Movistar Plus』の番組に出演し、「もうプロとしてピッチに戻るつもりはない」と、現役生活に終止符を打つことを明言し、さらに「6月にエイバルを退団してから8か月間仕事がなかった。ただ、自分の好きなモノを見て過ごし、パデルやテニスといったスポーツを楽しんでいる」と、現在も充実した生活を送っていると語っている。

 F・ジョレンテの引退によって、10年W杯のスペイン代表のメンバーでいまなお現役でプレーしているのは、GKのペペ・レイナ(ビジャレアル)、DFのラウール・アルビオル(ビジャレアル)、セルヒオ・ラモス(パリSG)、MFのアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、セスク・ファブレガス(コモ)、ファン・マヌエル・マタ(ガラタサライ)、セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ)、ハビ・マルティネス(カタールSC)、ダビド・シルバ(R・ソシエダ)、ヘスス・ナバス(セビージャ)、FWのペドロ・ロドリゲス(ラツィオ)の11人に。

 いずれもベテランの領域に差し掛かっており、あと数年でユニホームを脱ぐことになるはずだ。残りわずかとなった"伝説のメンバー"の雄姿をじっくりと目に焼き付けたい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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