【覆面記者の移籍市場マル秘トーク】柴崎は欧州挑戦に前向き。名古屋は助っ人を大放出との噂も

2015年11月17日 サッカーダイジェスト編集部

鹿島はGKとボランチの補強に本腰を入れそうな気配。

柴崎の移籍に備える鹿島は、湘南の遠藤や永木、鳥栖の藤田に興味を示しているという。(C)SOCCER DIGEST

 2ステージ制が敷かれた今季は例年に比べ、総じて市場の動きが鈍い。だが、鹿島と浦和を中心に、驚くような噂も飛び交いつつある。ここではサッカー界の〝裏事情〞に詳しいふたりの記者に登場を願い、注目選手の去就や、各クラブの思惑などを探ってもらった。
 
記者A/某スポーツ紙記者。首都圏クラブを担当し、J3やJFLの現場にも精力的に足を運ぶ。
記者B/主に東海から関西方面をカバーするフリーライター。日本代表の試合は欠かさず取材する。
 
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記者A 今年の移籍マーケットは、例年に比べても全体的に動きが鈍いよね?
 
記者B 確かに。チャンピオンシップ復活で2ステージ制になって、レギュレーションが変わったことも少なからず影響していると思う。
 
記者A そんななかでも、今年のナビスコカップを制した鹿島の周辺はけっこう騒がしいね。
 
記者B とりあえずGKが補強ポイントであるのは間違いない。
 
記者A 日本代表の常連になりつつある六反(勇治/仙台)? 俺はないと思うなぁ。
 
記者B もともと候補には挙がっていたみたいだけど、ないね。鳥栖の林(彰洋)という話は聞くけど。
 
記者A 林はまた欧州にチャレンジするんじゃないの?
 
記者B そこは模索しているはず。だから、鹿島からすれば、話をすぐにまとめたくても、まとまらない可能性は十分にありそう。
 
記者A 柏から福岡にレンタルされている中村(航輔)にも触手を伸ばしているらしいよ。
 
記者B 昇格争いに絡むチームで存在感を見せているからね。とにかく今はいろんな選手をリストアップしている段階だと思う。
 
記者A 鹿島はボランチの補強にも本腰を入れそうな気配だ。
 
記者B 遠藤(航/湘南)、藤田(直之/鳥栖)、永木(亮太/湘南)あたりに興味を示している。
 
記者A 優先順位としては、今言った順番だろうね。
 
記者B でもボランチの補強を進めているってことは……。
 
記者A いよいよ柴崎(岳)の欧州移籍の準備が整った?

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