【プレミア現地コラム】「リオの後継者」がいよいよ本領を発揮か!?

2015年11月13日 山中忍

「展開が読めている」、「よく声が出ている」とリオ・ファーディナンドが絶賛。

ファン・ハール監督のもとでCBに固定され、今シーズンは不動の存在に。「リオの後継者」の名に相応しいプレーを随所で見せている。 (C)Getty Images

「すっかり変わってしまった」
 
 これは、リオ・ファーディナンドによるルイス・ファン・ハール体制2年目のマンチェスター・ユナイテッド評だ。
 
 たしかに、豪快に攻める伝統のスタイルは影を潜めている。リーグ4位につけているチームの得点数は、トップ6のなかで最低の「17」、失点数は20チーム中で最少の「8」という"守高攻低"だ。
 
 しかし、ユナイテッドの最終ライン中央に、かつての自分を思わせる守備の要が現われた変化は、ファーディナンドも歓迎するところだろう。解説者に転身したこのクラブOBが、「展開が読めている」、「よく声が出ている」と言って褒めるクリス・スモーリングの台頭である。

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