「南アフリカの悪夢再び」韓国メディアは森保Jのベスト16敗退をどう報じた?「少しずつ格差は縮まっている」とアジア勢の健闘称える 【W杯】

2022年12月06日 ピッチコミュニケーションズ

ラウンド16で2度目のPK戦負けに言及

日本はクロアチアにPK戦の末に敗れベスト16で敗退。韓国でも多くのメディアが報じた。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

[カタール・ワールドカップ ラウンド16]日本1(1PK3)1 クロアチア/12月5日/アル・ジャヌーブ・スタジアム

 カタール・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、クロアチア代表にPK戦の末に敗れた日本代表。史上初のベスト8にあと一歩届かなかった森保ジャパンについて、韓国メディアはどう伝えたのだろうか。

「史上初の8強狙った日本、PK戦に泣いた…接戦の末クロアチアに敗れる」(日刊紙『東亜日報』)
「日本、あまりに高すぎる8強の壁…クロアチアにPK戦敗北」(ニュースメディア『オーマイニュース』)
「日本、クロアチアにPK戦で涙…カタール・ワールドカップ突風の終わり」(総合メディア『イーデイリー』)
「日本、12年前の悪夢再現…またPK戦で8強失敗」(通信社『NEWSIS』)
「"ジャイアントキラー"日本、史上初のW杯8強失敗…クロアチアにPK戦で敗北」(スポーツ紙『スポーツ朝鮮』)
 
 ほかにも、「南アフリカのPK戦の悪夢が再び」と見出しを打ったスポーツ紙『スポーツソウル』は、「日本は12年前の2010年南アフリカ大会で、国外開催のW杯では史上初のベスト16入りに成功したが、パラグアイと準々決勝進出を懸けて戦った末、PK戦で敗れたことがある。今回のクロアチア戦でPK戦の悪夢を乗り越え、ベスト8入りを狙ったが失敗した。"死の組"で生き残り、歴代最高成績を記録した日本としては悔しい決勝トーナメント敗退だった」と報道した。

 ネットメディア『エックス・スポーツニュース』も「外信は日本が16強戦でクロアチアにわずかに優位を占めていると予想したが、結果は違った。PK戦で足を引っ張られ、またしても8強入りに失敗した。16強のジンクスが日本サッカーに生まれている」と、日本の2度目のPK戦負けに言及している。

 それでも、通信社『聯合ニュース』は「日本、通算4度の16強戦すべて失敗…叶わなかった8強の夢」と題した記事で、今大会の日本の戦いぶりを次のように総括した。

「日本は今大会でドイツ、スペインを破り、26人のエントリー中19人を欧州でプレーする選手で構成するなど、しっかりとした戦力を構築した。特にドイツ、スペイン相手に低い支配率でも勝利を収める、いわゆる"漫画サッカー"でファンの好評を得た。また、ドイツ、スペイン戦で決めた4得点中3得点が交代選手によるゴールという森保監督の用兵術も輝いた」
 

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