【プレミアリーグ注目コメント集】不可解なジャッジに泣いたユナイテッドとニューカッスル――プレミアリーグ10節の3つのダービーで見られた喜怒哀楽

2015年10月26日 内藤秀明

フラストレーションを溜めたオランダ人指揮官は記者陣に不満を吐露。

試合を支配しながら、無得点に終わったユナイテッド。ファン・ハールはジャッジに対する不満を爆発させた。 (C) Getty Images

 10月24日、25日にプレミアリーグ第10節が行なわれた。
 
 今節では、ユナイテッド対シティ、ウェストハム対チェルシー、そして、ニューカッスル対サンダーランドの3つのダービーマッチが行なわれた。
 
 まずは最も注目度の高かったものの、スコアレスドローで決着したマンチェスター・ダービー後の両監督のコメントを紹介しよう。
 
――◆――◆――
 
ルイス・ファン・ハール(マンチェスター・ユナイテッド監督)
「不運な結果だった。アンデル(・エレーラ)と(ラヒーム・)スターリングの接触はPKが与えられるべきで、審判はちゃんとプレーを見ていなかった! スターリングのタックルは明らかにボールに触れていないし、アンデルの足を引っ掛けていた。今シーズンの我々は本当に運が悪い……。
 もちろん審判の仕事が難しいのは理解している。ただ、そういう問題じゃ済まされない。こういうミスジャッジは初めてじゃないし、難しいからといってミスが許されるわけではない」
 
(不調が続くウェイン・ルーニーについては――)
「なぜ、毎週のようにルーニーについて喋る必要があるんだい? 君たちの意見があるなら、それを書けばいいだろう。もう、うんざりだ! 私はこの件について、答えるつもりはない」
 
マヌエル・ペレグリーニ監督(マンチェスター・シティ監督)
「勝点1を取れてよかったよ。後半はボールを失う場面が多かったからね。ユナイテッドは試合を支配していたけど、チャンスは少なかったね。たった一度、シュートがクロスバーに当たっただけだ。
 悪くない試合だったと私は思うよ。オールド・トラフォードでプレーするというのは難しいからね。もし、我々のホームで今日のような内容ならハッピーではないと思うけど」
 
(守勢に回り、押し込まれる時間が多かった試合内容については――)
「私は守ってカウンターを仕掛ける戦術が好きではない。この戦い方はとても簡単だ。戦術的な試合だとか、心理戦だとか多くの人は言うけれど、そんなに複雑ではない。メガクラブを相手にアウェーでポイントを奪えたということが重要だけど、ウチは今日のような戦い方をするべきではないと思っている」

次ページモウリーニョは記者会見に現れず…。ビリッチ、アラダイスは勝利の余韻に浸る。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事