【カンボジア戦前日会見】ハリルホジッチ監督「攻撃面で6~7つのソリューションを選手たちには提示した」

2015年09月02日 サッカーダイジェスト編集部

「シンガポール戦はアクシデントだったと思わせなければいけない」

カンボジア戦への準備に自信を見せるハリルホジッチ監督。一方で「簡単な試合にはならない」と警戒心も覗かせる。写真:徳原隆元

「みなさんこんにちは。明日、カンボジア戦を迎えますが、我々には選択肢がありません。この合宿のひと言目で選手たちには、『もう勝利しかない』『相手は勝利を与えてくれないので、我々が倒しに行かなければいけない』という話をしました。

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 サポーターのみなさんのためにも、確固たる決意を持って勝利を狙う義務があると思います。シンガポール戦はアクシデントだったと思わせなければいけない」
 
――東アジアカップと同様に今回もあまり準備期間がありませんでしたが、明日の試合に向けて手応えはいかがでしょうか。
 
「みなさんにはいつも話していますけども、たしかに時間がありません。私が叫んで全員に対して文句を言ったりすることもできるんですけども、それはなんの意味もない。つまりそれは宿命なのです。
 
 そのなかでもしっかり準備はしてきました。昨日は戦術のトレーニングしかしていません。攻撃に出るための様々なソリューションを選手たちへ提示し、アグレッシブさも要求しました。加えて、(ゴール前の)16メートルのなかに入っていこうという話やペナルティを誘えという話もしましたね。
 
 ただもう一度言いますけども、シンガポール戦はそこまで悪くなかったと思っています。極端に言えば、ゴール前での決定力を欠いただけでしたので、今回はゴール前でのトレーニングを多く取り入れた。選手、そしてチームがどのようなプレーをするかというのをみなさんも期待していると思いますので、それを見せたい。
 
 だからと言って、簡単な試合にはならないでしょう。3、4日前に行なわれたカンボジア対ラオスの試合は我々のスタッフが映像を撮りに行きましたし、いろんな映像を見て準備をしています。選手が責任を持ってやる、そういう段階に来ています」

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