「コッパ・イタリアはケツにぶちこんでおけ」ミランが祝勝パレードで宿敵インテルを侮辱!イブラは元10番を挑発「ハカンにメッセージを」

2022年05月24日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

チャルハノールのユニホームを焼き捨てたサポーターも

宿敵へ禁断の移籍を行なったチャルハノールを挑発したイブラヒモビッチ。(C)Getty Images

 ライバル関係にスパイスはつきものだ。優勝という結果が出れば、勝者が敗者をからかうこともある。一方で、品格が必要との意見もあるだろう。

 5月23日、セリエAで11年ぶりの優勝を果たしたミランが、本拠地ミラノの市内で優勝パレードを行なった。その中で、タイトルを争った同じ街の宿敵インテルを侮辱するバナーが掲げられたと騒ぎになっている。『Gazzetta dello Sport』紙など複数の地元メディアが報じた。

 最終節までタイトルが決まらなかった今季のセリエAは、ミランとインテルのミラノ勢がスクデットを競った。結果はともに最終節で勝利し、ミランが2011年以来19回目となるリーグタイトルを手に。一方、昨季王者のインテルは、スーパーカップとコッパ・イタリアの2冠で今季を終えた。

 ライバルを制しての優勝を果たし、ミラン・サポーターが誇りをぶつけた相手のひとりが、現インテルのハカン・チャルハノールだ。昨季までミランで10番を背負いながら、契約満了で退団した昨夏、宿敵に移籍金ゼロで加入した選手である。

 優勝決定の日の夜、ミラノ中心部のドゥオーモ広場に集まって勝利を祝ったファンの中には、かつてのチャルハノールのユニホームを焼き捨てたサポーターもいた。

【動画】「イタリアはミランのものだ!」とテーブルをひっくり返す!イブラが優勝決定後にロッカーで行なったド迫力のスピーチをチェック
 そしてこの日のパレードでも、オープンバスに乗っていたズラタン・イブラヒモビッチが、沿道のファンに「ハカンにメッセージを送ってやれ」と挑発。群衆が熱狂したのは言うまでもない。

【動画】宿敵インテルへ移籍したチャルハノールを挑発!バスの上からファンを過激に煽るイブラをチェック

 イブラヒモビッチの"煽り"の是非は、意見が分かれるかもしれない。一方で、パレードで一部のミラン選手がインテルを侮辱するバナーを掲げたことは物議を醸している。報道によると、イタリアサッカー連盟検察は、今回の一件の調査を開始した。

 問題となったのは、「コッパ・イタリアはケツにぶちこんでおけ」と、ライバルを貶める文章が書かれたバナーだ。ミランは以前もパレードで同じ文言のバナーを掲げて問題となったことがある。2007年、インテルがスクデットを獲得したのに対し、ミランがチャンピオンズ・リーグを制したときのことだ。当時はマッシモ・アンブロジーニがバナーを掲げて騒動となった。

【画像】「コッパ・イタリアはケツにぶちこんでおけ」ミランが掲げた宿敵インテルを侮辱するバナー

『fanpage.it』は、アンブロジーニがその後謝罪を余儀なくされ、のちに「今となっては笑い話なんだろうが、ちょっとキツかった」と話したことを報道。今回の一件でも、ミランに何かしらの処分が科されるかもしれないと伝えている。

 まずは連盟の決定が待たれるところだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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