PKキッカーの鈴木優磨に同僚カイキがかけた一言。“VAR介入でやり直し→2回目は成功”の舞台裏

2022年05月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分の狙ったところに思い切って蹴りました」

2得点の活躍を見せた鈴木。PKの場面ではA・カイキ(17番)の助言もあり、見事に成功させた。(C)J.LEAGUE

 PKの場面では、チームメイトの"アシスト"が功を奏した形か。

 5月14日に行なわれたJ1第13節で、鹿島はホームで札幌と対戦し、4-1の快勝を収めた。

 この試合で鹿島の鈴木優磨は2得点の活躍ぶりを披露。試合後のフラッシュインタビューでは、「前節、チームとしても個人としても非常にひどい試合(●0-3/広島戦)をしたので、今回はなんとしても、ホームで必ず勝ちたいと思っていた。そのなかでゴールを決めることができて、非常に嬉しいです」と喜びを伝えた。

 1-0で迎えた30分、PKの場面でキッカーを務めた鈴木は、ほぼ正面を狙ったシュートを止められてしまう。だが、VARの介入で、札幌側の選手がPKを蹴るより早くエリア内に侵入したとみられ、やり直しに。

「最近、PKに苦手意識があった」鈴木は、2回目を蹴る前にはアルトゥール・カイキから「思い切って蹴れ」と言われたという。

 そして、仕切り直しの一発をゴール左隅に突き刺す。鈴木は「自分の狙ったところに思い切って蹴りました」と振り返る。
 
 背番号40はさらに45+1分、右サイドを抜け出したA・カイキのグラウンダーのクロスから、この日、2点目をゲットする。

「あれも狙っていた形。カイキがマイナスを見てくれて、ふかさず、しっかり当てることができれば入るなと思っていた。僕の得意な形のシュートだったかなと思います」

 鹿島は今節の勝利で勝点を28に伸ばし、首位の座を堅持。鈴木は「今シーズンは良い成績を残そうと、みんな頑張っていて、ファンもたくさん応援してくれています。必ず良い形で終われるように頑張ります」と気合いを入れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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